ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

2011年全英オープン3日目

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天候で運・不運が別れた。
早いスタートの組は、まるっきり真冬の天候のような強く冷たい風と雨に翻弄された。
上位の組は雨に降られたのはほんの数ホールで、最後の方は晴れ間が出ていた。

早いスタートの組は雨具を着込んだ上に傘迄さして、両手には冬用のグローブ迄着用して、寒さに震えながらのプレーとなった。
雨は横殴りに吹き付け、アンダーで回る選手は皆無となる程酷い状態。
そんな中で、T・ワトソンは良く耐えていたが2オーバー。
マキロイに迫力は戻らず4オーバー、ガルシアは寒さに震えて4オーバー...
この早めの組でアンダーで回ったのはR・ファウラーが2アンダーくらい。

天候が回復して来てからスタートした上位の組は、クラーク1アンダー、ジョンソン2アンダーで、結局通算D・クラークが5アンダー、D・ジョンソンが4アンダーで、明日の最終組となった。

池田はもちろん悪天候の中のプレーで、5オーバー。
昨日より力が入っていたのが、悪天候によってはぐらかされてしまったようなプレーだった。

アイルランドのD・クラークは、かって一番調子が良かった時のタイガーに、マッチプレーで軽く勝つ程の実力者だがメジャーには縁がなかった。
それがマキロイ達若手に先を越され、本気で全英オープンを勝ちに来ているようだ。
190センチ以上の身長と、100キロ以上の体重で、低い球、パンチショットを駆使する職人技のゴルフは、見る所が多くて面白い。

一方、2位のD・ジョンソンは、昨年のメジャーでトップを走っていながら最終日大崩れして80を叩いたり、プレーオフのはずがバンカーにソールしたとして2打罰を受けたり、と話題を沢山提供してくれた「脇役」。
他人の引き立て役ではない、「本物の主役」になれるかどうか...アメリカンスタイルのアスレチックスイングでリンクスコースを攻略出来るかどうか...

それにしても、英国の人たちはあの雨と風の中、真冬の格好をして寒さに震えながら、よくじっと試合を観戦していられるものだ...それも殆どの人は傘もささないで。

明日の最終日、晴れたリンクスより曇り空の下、強風の吹く天候での試合が見たいなあ...
これぞ全英オープンと言う感じの...選手達は苦労するだろうけどね。