ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

2019年全英オープン1日目

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イギリスという国がどのくらい寒い地域かということが、毎年の全英オープンを見ているとよくわかる。
7月の半ばというのはこの地域でも「真夏」のはずなのに...

毎年全英オープンで一番印象に残るのは、(多くの場合海のそばのリンクスコースで開催されるため)コース横の「海」の風景。
真夏の海のはずなのに、泳ぐ人なんか一人もいない荒涼たる海岸。
サーフィンやヨットで遊ぶ人は少数見られても、日本でいう「海水浴」のように家族で遊ぶ姿なんて見たことがない...まるで「夏の終わり」の風景だ。

今年開催されたロイヤルポートラッシュは、その英国でも北の「北アイルランド」のコースなので、天気次第では日本の真冬並みの嵐となり観客はダルマのように厚着して寒さに耐えなければならない。

「1日に四季がある」とか「18ホールに四季がある」とか言われているらしいが、こんな所じゃ俺だったら「マッチプレー」以外のゴルフなんか絶対やらない。
そう言うライバルがいなかったら、ゴルフなんかやらない。
「耐えてスコアを出す」だけのゴルフなんて、よっぽど自虐的なマゾ以外やる奴はいない...と俺は思う。

解説者(ゴルフチャンネルのね)の言葉で一番気に入ったのが、「ここら辺の出身のプロは試合前には『俺はリンクスの荒れた天気が得意だよ』とか、『俺はリンクスは好きだよ』なんて言っているけど、成功して金を稼ぐとフロリダに住みたがるんですよね」って奴。
本音は「もっと暖かい地方でゴルフをしたい」って当たり前だよな。

まだ初日、優勝がどうたらは興味が無いが、タイガーやここが地元のマキロイはどういうゴルフをするのかしら...なんて思っていたら、ここが地元のマキロイは(16歳で61で回ったんだと!)いきなりスタート「ダブルパー!!」。
で、結局79の8オーバー。
復活タイガーも、妙に左足重心のスイング....俺的にはパンチショットを打とうとしているように見えるが...が、ショットは左右にズレて行く。
頭の上下動は以前よりずっと少なくなったけど、ひょっとするとパンチショットを打とうとすると左足か腰が痛むのか?
振るでもない・抑えるでもないショットはかなり不安。

1日目のライブスコアを見ると、多少でも俺が知っている懐かしいゴルファー達は下位に沈んでいるものが多い。
どちらか言うと飛ばし屋が上位に、ショットメーカーは下位にと言うところか。


こう言うコースでは、ダレン・クラークあたりの嵐の中でも平然とした優雅なプレー(濡れた葉巻くわえたままでの)でも追いかけたいなあ...

2日目、もう少し風が吹くと面白いのだが...