ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

不運を言い訳にしてゴルフを捨てるな!

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「誇りの無い人間は、運が悪いという事をゴルフを投げる言い訳にする」...ナンシー・ロペス。

...会心ティーショットが、フェアウェイの真ん中でディボット跡にスッポリと入っていた。
狙い通りのショットが、カート道路に跳ねてOBになった。
最高の当たりのショットだったのに、行ってみるとボールが無い。
ピンに重なったアイアンショットが、ピンに当たってバンカーに入った。
バンカーに入ったボールが、誰かのつけた深い足跡の中にあった。
いい感触のアプローチが、見えなかったスプリンクラーに当たってとんでもない方向に行った。
カップに入るように見えたパットが、誰かのつけた芝の傷で外れてしまった。
...
そんな事は、ゴルフをやっていればラウンド中に何度も出会う出来事。
誰だってそういう経験はあるはずだ。
「ゴルフコース」というゴルフのために作られた場所とはいえ、自然の野山に近い環境の中での遊びでは、そういうラッキー・アンラッキーは当然あるのが当たり前の事なんだけど。

いるのだ、ちょっとゴルフの上手い「自称」上級者なんて人の中に、不運が続くと「こんなもんやってらんないよ」なんて言って、その日のゴルフを投げてしまう人が。
ちょっとしたアンラッキーで、ダボ・ボギー・ダボなんて続くと、「あ~、今日はダメだ」「こんなアンラッキーばっかりが続くんじゃ、今日はゴルフなんかするんじゃなかったなあ」「あ~、一日損した」...

その後の残されたホールを、不貞腐れた様子でいい加減にプレーして、ぶつぶつ不満を言い続け、他のプレーヤーに対しても気も配らない。
そういう奴のおかげで、一緒にプレーするゴルファーも「ゴルフを楽しむ気持ち」を邪魔されて、ゴルフを心から楽しむ事が出来なくなってしまう。

こういうゴルファーは、自分がいいスコアを出して気持ち良くなる事だけが目的で、他のゴルファーの事は頭に無い。
一緒にプレーするゴルファーの事を考えて、自分の落ち込む気持ちを隠して気を配る、「やせ我慢」の誇りさえ無い。

たかが不運でゴルフプレーを続ける気持ちが揺らぐようなら、ゴルフなんかしなければいいのだ(自分に言っている)。
ゴルフというゲームは、「不運」もプレーのうちなのだ。
「幸運」を喜ぶなら、「不運」だって認めるべきだ(自分に言っている)。

ゴルフってのは、「やせ我慢」も出来ない人間にする資格は無いんだ、って事を肝に銘じておくべきだ(自分に言っている)。

しかし世界のツアーを見れば、天下の一流プロが上手く行かないからって、クラブを叩き付けたり、グリーン上でつばを吐いたり...
やりたい放題の態度を、「そんな事をする奴あ、ゴルファーの風上にもおけねえ!」って言ってやる奴あ世界にいないのかねえ..。