ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

ゴルフスタイルの変化

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先日、ある新聞社の「執筆者懇親会」というものに参加して来た。
その時に、古い顔なじみのゴルフ評論家であり、ゴルフライターでもあるM氏と話をした。

その時にM氏が熱く語っていたのが、「ちょっと遠いけれども、質の良いゴルフ場のプレーフィーがほんとうに安くなった」ということ。
遠くても「名門」と名のつくゴルフ場は例外だけど、例えば東京からなら東北道の宇都宮ICと常磐道の水戸ICを結んだラインより先のゴルフ場がそう。
インターからコースまでの距離を足すと、東京から片道100キロを超えるコースだ。

「あの辺には、バブルの頃に世界的に有名なコース設計家によって作られたいいコースが沢山あるんだ...でも、それらのほとんどはバブル崩壊によって経営会社が潰れて、一時期酷く荒れているとの評判が立ったりした。」
おまけに、長く続く不景気で東京近郊のコースも値下げを始めた事によって、高速代やガソリン代を入れるとプレー全体にかかる経費はむしろ高くなった。

それが変わって来たのは、経営が成り立たなくなったり倒産したゴルフ場の大手のゴルフ場経営会社による買収が進んでから...先々の商売として理由があるにせよ、金をかけてコースを整備してもとの設計家が設計した状態のコースに復元してくれてから。
(ただし,一部で「難しすぎる」からと、易しく改悪されたコースもあると聞く)。
そして、遠い分のガソリン代と高速代の分を安くするために、5000円程度の値段が設定されているコースが増えた、という訳...昼食代も入れて、だ。

ただし、それでも一人でコースに行くとなると、遠い分のハンデはある。
4人で行けば安いのだけど、この不景気のご時世4人のメンバーはなかなか集まらない。

結果として増えたのはツーサムのゴルファー。
それも、中高年の夫婦やカップルが増えたという。
特に女性は少しゴルフに慣れてくると、古い日本的な林間コースより、バブルの頃に有名設計家が設計したようなワングリーンでレイアウトの奇麗なアメリカンタイプのコースを非常に喜んでくれる。
プラスして小洒落た感じの昼食なんかがついて、風呂もトイレもメイクアップの場所までバブリーだったら、満足度は相当なものらしい。
そうやって女性の心をつかむと遠くてもリピーターが増えて、経営にもいい結果が出るらしい。

...以前からそう思っていたけれど、これからの時代は遊びのゴルフは夫婦のツーサム中心プレーに変わって行くと思う。
何より中高年の夫婦にとって、ツーサムでこういうコースに一日遊ぶ事は何より夫婦円満の元となって行く、と予想する。
一日夫婦でプレーして、食事して、風呂に入って、二人で1万円...いいんじゃないかな。