ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

暫定球のルール

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この前、競技のラウンド中に暫定球を巡るトラブルがあったので報告します。

結構長くゴルフをやっているし、ルールブックの関係の本のイラストを描いたことも一度ならずあったので、ルールに関してはある程度自信があったんだけれど...改めて勉強になった問題です。

状況はある200ヤード弱のショートホールのティーショット。
調子が悪かったショットは、引っかけフックとなり遥か左に巻いて行った。
その辺は「結構広いので大丈夫でしょう」というキャディーさんの言葉で、安心してカートに乗り込んだ。
カートでちょっと行くと、意外に近いところに白杭が見える。
「あれ? 意外と近いね」
「ちょっと心配だから、探す前に暫定球打っておくよ」
そして自分のマーカーに「暫定球打ってきます」と告げて、一人でティーグランドに戻る。
先ほどマーカーに暫定球を打つと伝えたし、自分の組の人は近くにいないし、でそのまま後続の組の人に挨拶してショット...これはカラーまで行った。

駆け足で自分の組に追いつくと、先に探してくれていたキャディーさんが「セーフでした」という。
そのために、まず1球目をプレー。
グリーンに乗せると、後続の組が「暫定球の宣言をティーグランドでしていないから、後の球がインプレーだ」と言ってきた。
こちらとして、自分のマーカーに告げているのだから構わないと思ったが、トラブルを避けて2球両方ともカップインして、スコアを二つつけた。

競技終了後、競技委員に裁定を求めたが、二人の委員の意見が食い違い専門の人に電話で聞いてみることに。
結果は意外なもので、自分でも「知らなかった」と非常に勉強になるものだった。
(とはいえ、これも常識だったのかもしれない...周りはみんな知らなかったけど)

さてどんな判定か、わかる方はいるだろうか?
わかる方はぜひコメントしていただきたいんだけれど...


正解は今日の夜に描きます。



お待たせしました。
「正解」です。

いろいろなお答えありがとうございました。
平行している二つのグログと、メールでのお答えの中に正解の方はいらっしゃいませんでした。
私もルールについては知っている方だと思っていましたが、これは盲点を突かれたようなところが問題だったのです。

皆さんが問題にした「暫定球宣言」は、マーカーに明確に伝えています。
また、助かった方のボールと暫定球での2球のプレーも、処置が分からなかったために2球プレーして両方のスコアを書いておいて、プレー終了後競技委員の裁定をあおぐということも、同伴競技者に伝えてあります。
裁定を頼んだ競技委員は、「暫定球宣言をしてプレーしているんだから、問題なく最初のボールのスコア」という人と、「暫定球でホールアウトした場合はどうなんだろう?」と別れたので、ルールの専門家という人に聞くことになりました。
結果は、「暫定球でのスコアを正式のスコアとする。」でした。

その理由は、「暫定球を宣言してティーショットを打ち直すのは、ティーグラウンドかその周りにいる時に行わなければいけない。たとえ10メートルでもカートに乗って、ティーグラウンドを離れた後は暫定球宣言をして戻っても、暫定球として打ったそのボールがインプレーのボールになる。」でした。

これは気がつかなかった。
周りのルールに詳しい人も、此処は知らなかった。
裁定集でも調べてみたが、こんな場合のことは載っていなかったし。
皆さんも今まで間違った処置をしていたんじゃないだろうか?

勉強になったなあ。