ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

関東の低山紅葉

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そりゃあ、「錦織なす」とはいかないけれど、関東低山の紅葉もしっとりと落ち着いていて良いもんだ。
日光とか、福島辺りまで行くと紅葉の色彩も変化があって、複雑微妙に絡み合って派手な錦のように美しい。
だけど、標高もそれほど高くない、関東平野の端っこの「さあ、ここで関東平野は終わりだぞ」って辺りの低山の地味な紅葉も捨てたもんじゃない。
丁度ゴルフ場が多くなるような地形のところだ。
残念ながら、人里近くの低山の多くは杉が植林されているところが多く、もとからある落葉樹が少なくて紅葉があまり楽しめない。
でも、ところによっては植林されずに、昔からの落葉樹に覆われた低山が残っているところもある。
そこの紅葉が美しい。
低山故に、樹木の種類が少ないので色調が一見単調に見えるが、よく見るとそれが同じ色では決してない。
よくカナダの紅葉が「黄色一色で凄いんだけど、どこも同じですぐ飽きてしまう」と言われているんだけど、この関東の低山紅葉は広さとダイナミックさはないけれど、繊細で見飽きない。
基本的には赤茶系の色だけど、中に何本か楓の真っ赤な色とか、銀杏の黄色とかが混じっていたりするし、赤から茶色もみんな微妙に違っているのが美しい。
例えば、国道50号から岩瀬辺りで見える低山とか、東北道で佐野藤岡を過ぎた辺りの低山とか、益子、茂木辺りの低山とか。

色数が少ないので派手さこそないが、そんな低山紅葉の美しいコースを探してラウンドするのがこの時期の最大の楽しみ。

どうせ10月はほっといても客が多いので、回ってみたいと思わせる人気コースでのオープンコンペは少ないし。

ただし,周りが紅葉で綺麗なコースをラウンドするときは、「落ち葉でロスト」することが多いので、ボールは沢山持って行くこと。