ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

暖かかった、と言うより暑かった12月3日の誕生月記念ラウンド

11月27日の誕生日に行く予定だった、ホームの誕生日記念ラウンドは...結局最低気温3度以下・最高気温6度とかの予報で、命の危険を感じてキャンセルした。
その代わりの誕生記念ラウンドを、直前の天気予報で唯一「暖かく晴れて風も弱い天気」というのが濃厚だった12月3日にエントリーし直してラウンドしてきた。

 

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結果は大正解!
朝からよく晴れ上がり、気温はどんどん上昇して...朝8時のスタートを30分早めてスタートしても、写真のようにティーグランドやフェアウェイ・ラフからも朝日に照らされて蒸気が雲のように湧き出て来る暖かさ。
空は真っ青に晴れ渡り、弱く吹く風が「気持ちいい!」と感じる最高の天気。
例年ならもう葉はすっかり落ちて枯れ木だけになっている筈のコースが、遅ればせの今年いちばんの紅葉で迎えてくれている。
ただ、やっぱり今年の紅葉はものすごく地味で、例年よりずっと美しくはない。

 

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この日回ったコースの外周の関東低山の連なりの紅葉は、ほぼ「枯葉の山」と言ったほうがいいような超地味な茶色があるだけだった。
コース内でいつもいちばん綺麗になるメタセコイア(ヒマラヤ杉)の紅葉も、例年ほど赤の輝きが美しくは無く、地味な赤茶色になっているだけ。
ただ、晴れた青空は底抜けに綺麗で日の光も強く、その光のせいで地味な茶色も明るく輝いて見える。

用心のために着た先端素材の「暖かい下着」のおかげで、何ホールかですっかり汗をかいていて、重ね着した上着をホール毎にどんどん脱いで行く...20年以上前だったら半袖になっていたかも。
ただ、フェアウェイは前日の雨で湿っていて、ランが出ずにティーショットは飛ばない。
ボールは湿ったライで少し沈んでいるため、ヒッコリーシャフトが折れるの恐れてボールだけ打とうとすると、トップ目のミスショットになることが多い。
やっぱりこういうライではしっかり打ち込まなくちゃイメージ通りのショットにならない。
それと、思ったより体が捻れてなくて、スイングが「半端だった」と感じられるショットが度々出る...意識してクローズドスタンスにした方が良かったかも。
朝7時半のスタートでハーフ2時間もかからずに回ってしまったが、キャディマスターに気を使って頂いてうまくスルーでラウンドすることができたので、12時にはラウンドを終えて上がってしまった。
昼食は丁度「バイキングでー」ということだったので、俺の誕生祝いとばかりにステーキやらケーキやら腹一杯に食べて大満足...ただ、ラウンドで終わる予定だったので、ビールを飲めなかったの少し心残り(笑)。

 

 

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このホームでのラウンドは、帰り道の下道ドライブも楽しみにしている。
ホームから岩瀬に向かう、あまり人に知られていないカントリーロードだ。
これはコースを出てから、すぐ前を流れている「逆川」を遡るように川に沿って走り、その源流まで登って行く道なんだけど...その先の分水嶺を越えると、急なつづれ織りの下り道の先に、先ほど走った「山奥」感のあるところとは全く雰囲気の違う「明るい関東平野」が広がっているのだ。
それは(自分にとって)まるで、「田舎道を行き止まりの山奥まで走っていたら、急に街並みに出てしまった」みたいな不思議な感覚になる道なのだ。

この「山奥に向かう道」の途中の、「関東低山の紅葉」が俺は大好きなのだ。
鮮やかな色彩を作るもみじ系の赤い色や銀杏系の黄色い色は無く、ただ地味な赤から茶色の紅葉なんだけど・・・その山波に重なる微妙で繊細な色の変化は、晴れていれば(俺にとっては)息を呑むほど美しい。
以前競技をやっていた頃(もう30年くらい前か)、11月の月例の帰り道にこの道を通ってその紅葉に出会い、びっくりして道端に車を停めて、夕日に燃えるその風景を日が暮れるまで見ていたのが最初。
それからは毎年必ずこの時期にはこの道を通る。

例年なら既に紅葉は終わっているこの時期(12月初旬)に、この紅葉に出会えたのはラッキーだったけど...やっぱり今年の関東低山の紅葉は、いつも程美しくはなかった。
全体に色が濁って単調な色合いで、その山の頂の重なりの部分にも全く深みが無い。
この原因が最近の異常気象のためなのか、たまたま今年だけの事なのかは分からない...願わくばこれが今年だけの事で、決してこれから先に続く気象変動の結果「あの綺麗な関東低山の紅葉はもう2度と無い」、なんてことにならないようにと祈りたい。


この「旅」で秋が終わったのを納得出来た。
ゴルフをやれる時間はあと少し、もうすぐ長い冬眠に入る。



...で、気がつくと「花粉症」ってのは...イヤだなあ。