ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

悔いる出来事

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昨年、茨城県Sゴルフ倶楽部のオープンコンペで...

ティーショットがいつものように曲がりまくって、右や左に、とっちらかっていた。
それでも何とか耐えてはいたけど、「いくらなんでも、これ以上は叩けないな..」なんて考えで臨んだロングホール。
右のOBを嫌がって振ったショットは、「やっぱり」の左の林一直線。
ロングだから、「ともかくパーではあがりたい」の気持ちで、ボールを探す。
「ここにあったわよー!」のキャディーさんの声。
「ありがとー!」とホッとしてその場所へ。
なんとか木の間からフェアウェイに出せそうな場所に見える。
ライもそんなに「極悪」な場所じゃない。

...が、ボールの30センチほど横に、寄り添うようにして咲いている、白い山百合の花2本...

一瞬、「このまま打っちゃあいけないんじゃないか、」って考えが頭を過ぎった。
「絶対に振ったらこの2本の山百合に当たるぞ、アンプレにしよう」
「いや、ここでアンプレにしても、ドロップできる場所は打てそうもないとこしかないし、ティーグランドまで戻るのは時間が掛かりすぎる」
「いいじゃないか、一打や二打かかっても、たいしたスコアじゃないんだし」
「いや、今日はスコアが悪いから、これ以上叩きたくない...たかが山百合じゃないか」
....
同伴競技者を待たせたくなかったので、後ろめたさを感じつつ、...打った。
ボールはフェアウェイに出た。
が、残ったのは叩き折られた2本の山百合。
「ナイスアウト!」の声の中、「馬鹿な選択をしてしまった...」の後悔の声が頭の中にこだましている。
俺は、ひょっとして凄く悪いことをしたんじゃないか?

たかが「花」だけど、たかが「遊び」だ。
一打、二打を惜しんで、俺はその日のプレーをフイにした。

そんなことが、深い悔いを残すと、この年になって気が付くとは....