ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

マッスルバックの打感

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キャビティーアイアンのキャロウェイX-12プロと、ハーフキャビティークリーブランドTA-3,それにスポルディングの黒トップを打ち比べてみた。
正直、これほど感触が違うとは思わなかった。
よく、きちんと当たればそんなに感触は違わない、とか言うけどそれはよっぽど感覚の鈍い人の言うことか、実際に打ち比べたことのない人の言葉だろう。
ホントに良いところ(スイートスポット?)で当たった場合でも、柔らかさの違いははっきりわかる。
シャフトは3種類共にスチールシャフトだから、その違いはヘッドの材質と製法の違いだろうと思う。
一番良い、というよりダントツに良いのが黒トップ...本当にボールがフェースにくっついているように感じる。
TA-3も感触は柔らかいのだが、黒トップに比べるとなんだかちょっと「そっけない」という感じ。
X-12は、もう「工業製品」で打っているという感じ...それはそれで誤差のない正確な造りの武器、という感じか。

問題のスポットを外れて当たった場合の結果は...
黒トップは、ちょっとでも気を抜いて振るとすぐ「当たり損ね」とはっきり判る。
TA-3も、意外とスポットはシビアだけど、黒トップの倍くらいの許容範囲があるような気がする。
X-12は、「この辺なら大丈夫」ぐらいな気持ちで振っていける...当たり損ねを心配しないで、スイングに集中できるとも言える。

でも、いい加減に振ったら、どのアイアンもミスはミスとして酷い結果になるのは、変わらない。
不思議なことに振っていくうちに、黒トップで打った方がミスが少なくなっていった。
ちょっとでも外れたら酷い結果になるってことが、逆にきちんと振って当てることに集中してきて、スイングが良くなっているようだ。
面白いのは、黒トップでちゃんとスポットで当たるようになってきてから、他のアイアンを打つと実に易しくスポットで打てるようになる。
だけど、X-12で続けて打った後、黒トップを打つとろくにスポットに当たらず、凄く難しく感じる。
なんだか慣れさえすれば、ミスの割合はどのアイアンも変わらないのではないか、と思う。
実際にコースで打ってみないと本当のところはわからないけど、他のマッスルバックアイアンも打ってみたくなってきた。

ネットで探すと、特定の「名器」と言われている、いわゆる「コレクターズアイテム」以外は結構安く出品されているみたいだし...