ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

恐るべし、黒トップ!

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落とした本間のアイアンは,CL606,ハガネーR1シャフト。
ただ綺麗な銅下メッキがしてあるというので選んだもの(ヤスリで削ったら、ちゃんと銅メッキが出てきた)。
落札価格数千円、3番から11番まで。

グリップはすり減っていて、とてもこのまま使う気はしないけど、とりあえず練習場で黒トップと打ち比べてみることに。
以前はずっとマッスルバックアイアンを使っていたんだけれど、その頃は軟鉄鍛造だとか、銅下メッキだとかに興味はあまりなかったので、この2セットのアイアンの打ち比べでどんな差が感じられるのかに興味津々。

一応違いは、黒トップが完全に軟鉄鍛造、本間は軟鉄鋳造、シャフトは黒トップがダイナミックのR、本間がハガネのR-1。

ショートアイアンから打ち比べると、芯に当たったときはどちらも非常に気持ちよい感触。
マッスルバックと言っても、本間はボールを包み込むような感じで非常に打ちやすく感じる。
黒トップはその辺武骨な感じだ。
飛距離はやや本間の方が出るか。

だが少し芯を外すと違いが鮮明になる。
黒トップは芯を外すと、芯から外れて当たった感じは実によくわかるが、何か「モチッ」とした感じでそんなに手に嫌な振動が来るわけではない。
しかし本間は芯を外すと、まるで鉄板でボールを打った様な感じで「ビリッ」と嫌な振動が来る。

これがミドルからロングアイアンになるともっと差が激しくなって、本間のアイアンでのミスヒットは距離も大幅に落ちて音も悪い。
ボールがすぐにフェースから弾かれているような感じがする。
それに比べると、構えると黒トップの方が難しく感じるのだが、ミスしたときもややフェースにくっついている時間があるように感じて、本間よりは距離も出る。

なんなんだろう、この「堅さ」の違いの感覚は。
ひょっとしたら、シャフトの違いもあるのかも知れないが、黒トップのシャフトは昔の「ただのダイナミック」だから、本間の「ハガネ」よりも古いわけだし(「ハガネ」って中身はダイナミックゴールドという説もある)。

正直、打った感じは黒トップがずっと良い。
構えた感じは難しそうだけど(実際難しい)、芯を食ったあの「柔らかさ」の快感はやみつきになりそう。
...打ち比べてみて、あらためて「黒トップ恐るべし!」と感じてしまった。
昔のスポルディングって、凄かったんだ...