ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

黒トップ

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スポルディングの黒トップ。
一般には赤トップの方が人気があるんだけれど、どうも俺はあのフェース側の装飾が好きじゃあない。
構えた時に、あのスコアリングラインの両側の点々がくどく感じる。
それに比べると、当時は「赤トップを低重心にして易しくした」なんて言われていた黒トップの方はフェースがスッキリしている。
(易しくした、なんて言っても、ネックの長さが非常に長いので見かけほど低重心になってはいないらしい)

それと赤トップに比べても、微妙に薄く柔らかく感じるメッキがいい。
打点の部分の光り方が違ってきて、薄くなった部分に銅下メッキの赤色が見えてくるようになってきた日には、「自分が育て上げた道具」という気になって余計に惚れ込んでしまうだろう。

今までは手に入れた時のまま、いじらずに時々使っていたんだけれど、今回本気で使う気になって昨日グリップ交換をした。
そして今日は久しぶりの練習場に行って、300球ほど打ってきた。
(...おかげで、腰と背中が張ってきて、足の指もつりそう(笑)。)

...改めて新しいグリップで打ってみると、以前に感じていたよりもっとずっと打感が柔らかいのに驚いた。
以前に打ち比べた時には、グリップが固いゴムのままだったのでTA-3の方が柔らかく感じたんだけど、今回はずっと黒トップの方が柔らかく感じた。

本当に「ボールが引っつく」...打った時に、もちもちっとした感触で、ボールがフェースにくっついた後で離れていく感触がある。
練習場のダンゴボールの中に何球かコースボールが入っていたので、それを打ってみると、コースボールの方がもっと吸い付くような感じがあって、実に気持ちが良い。
これぞ軟鉄鍛造の味...特に黒トップの素材の鉄は本当に柔らかなのかもしれない。

自分のゴルフの喜びの中に、こんな「アイアンで打った時の気持ち良さ」なんてのが加わるのが嬉しい。
膝の痛みが薄くなったために膝も使ったスイングができるので、特にアイアンの当たりが良くなってきたからなおさらだ。

ちょっと予想以上の結果に、こんなに気持ち良い打感だったのならもっと早く使えばよかった...なんて、ちょっと後悔。