ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

ゴルフ場伝説

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あるコースのキャディーさんから聞いた話。

そこは見事な松の木の林が売り物の、古いコース。
赤松なんかも立派に生えているので、人の良さそうな「昔のお嬢さん」キャディーに「なんだか松茸なんかも出ていそうだよねえ」なんて話しかけた。

「はっはっはっ」なんて笑いながら、「そんなわけねえっぺよ、はっはっは」。

ラウンドも終わり間近になった頃、「あの松の木なんか、いかにも回りに松茸生えそうじゃない?」なんて冗談で言ったら、「だめだあ、そんなこと大きな声で言ったら!」
「?・?」
「えっ?」
「なに、ひょっとしてホントに?」

「いやあ、なんでもね、なんでもね!」
「...キャディーさん、とれるの?」(小さな声で)
「....」

後で聞いた話だけれど、松林の多いゴルフコースで、松茸のとれるところは結構あるらしい。
ただ、絶対に聞いても「採れる」とは言わないんですと。
そりゃあそうだ、採れるなんて言った日には、奪い合いになるか、小さなうちから取り尽くされてしまうから、ほんの一部の人が部外秘として口伝しているんだそうだ。
都市伝説みたいなものかとも思えるんだけど、ホントに採れるのかねえ...