ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

08全英シニアオープン

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つい見てしまった。
見たかったのは同じ年のワトソン、そして全英で頑張っちゃったノーマンや、俺がゴルフを始めた頃活躍していた面々...
ところが優勝争いは、いつも地味ーーーーなジョン・クックと、なんとか・ボーンさん。

ううん、気持ちとしては若い頃は全く駄目だったけど、シニアになって改めてチャンスを得て活躍することは人生ドリームとして大いに「あり」なんだけど、シニアツアーとして見る立場になると、そこはノスタルジーが主役の劇場になってしまう。
だから、どうしても地味で無名のゴルファーよりも、かって時代を魅了したスター達の姿を追ってしまうのはしょうがないか。
だから気になるのは、ワトソン、ノーマン、カイト、ランガーなんて面々。

で、それとは関係ない優勝争い...そこまでリードしていたジョン・クックが、18番グリーンから10-20ヤード離れた花道からのアプローチで、なんと迷ったあげくパターを使った。
勿論、イギリスのリンクスコースでは、フェアウェイからパターで寄せるなんて普通にあることなんだけど、このときは「あ、駄目じゃん!」なんて思ってしまった。
何しろその少し前のホールで、彼はもっと難しそうなアプローチをピッチエンドランであわやカップインしそうに寄せていた。
距離があることと、段差のあるグリーンで、彼のピッチショットとかピッチエンドランの技術を見られるものと期待して、テレビの画面に注目していたら...パター?
パーなら優勝、というところで明らかに「がちがちの守り」に入ろうとしたように見えた。
かって、ジョン・クックは全英オープンで有利な立場に立ちながら、全ホールパーだったニック・ファルドに負けたことがあった。
そのことも頭にあって、「パターじゃ負ける!」って感じてしまったのだ。
そして、案の定大ショートしてボギー。
そしてプレーオフ1ホール目で、バーディ・ーパーで負け。

「勝てない」ゴルファーって、「守りきれない」ゴルファーが多いと思う。

俺は「守ってパーをとれるゴルファー」は、本当に強いゴルファーだと思う...
「大叩き男」の俺に、そんなゴルファーになれる日がいつか来るんだろうかしら。