ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

これから夏が本気になるって事だが...

ずっと以前は、7月後半には(花粉症の時期と同じく)「その年の最新防暑グッズ」というのを買い集めて、真夏の暑さ対策をいろいろやっていたものだった。
その頃は当然「暑いからゴルフはお休み」なんて考えは全く無かった。
そんな防暑グッズと着替えを何着も用意し、全く普通にゴルフをやっていた...それが変わったのは、不整脈がひどくなった20年くらい前だったか...

公式競技で、スタートホールから2ホール連続バーディーの後、3ホール目で酷い不整脈が出て棄権した。
その日はスタート時でもう30度を超えていて、真夏の暑い太陽が照りつけていた。
前夜から近くの公園で車中泊をしていたが、暑さのためにほとんど寝られなかった上に、日射病になっちゃいかんと水をガブガブ飲んだのが原因だったらしい。
それから真夏の競技には出なくなった,,,というより競技ゴルフをやり続ける情熱が無くなった。
既に不整脈の薬を飲んでいたので、医者にも止められたし。

そのあとは夏にゴルフをやる時には、高度の高い所にあるゴルフ場で楽しむようにした。
(緯度では青森や秋田まで行っても、決して涼しくはないという事は体験して確認した)
本州では「涼しさ」を求めるなら、500メートル以上高い場所に行くしかないってことだ。

最近は標高1000メートル以上のコースを訪ねたり、ナイターを体験したりしたが,,,結局、歳をとるにつれて「夏はゴルフは休み」という結論になった。
おまけに、体のあちこちが壊れてくると「夏はやらない」どころか、「自分のゴルフ人生をいつ終わらせるか」、ってことが近々の問題となってきた。


そんな暑い盛りの7月末に、最後のメジャーの全英オープンを見ていた。
何か、もう俺には好きなメジャーであっても感動は薄くなっている。
以前は「ああいうコースに行って遊びたい」と、いや、「きっと俺はラウンドする」という情熱があったんだけど,,,,

誰がトップに立とうと共感するような気持ちの動きは無い。
今回優勝したハーマンは、飛ばないけれど正確なショットを打ち、誰よりもパットを入れて優勝した...しかし、俺は彼のスイングが気持ち悪くて、最終日を最後まで見ていられなかった。

あの7回も8回も、あるいは10回以上も繰り返すワッグルが、物凄く気持ち悪い。
打つ前のあの動きを見ているだけで気分が悪くなり、怒りさえ湧いてくる(何故かはわからない)。
...以前のガルシアがグリップの握り直しを繰り返すのが癖で、数えていると、いつも10回以上繰り返してからスイングする。
その時も俺が気持ち悪くて彼のスイングは見ないようにしていた。
観客からもその動きは気持ち悪いと評判になり、ガルシアもそれを指摘されて自分で治そうと努力して、一時期は低迷したが結局マスターズで勝てた。
(今のガルシアは握り直しは2〜3回と記憶しているが、全く気になるような癖ではなくなった。)

 


ハーマンのスイングは俺は俺は気持ち悪くて見たくない,,,個人的な好き嫌いだけど、気持ち悪いワッグルを2〜3回にしてくれるまでハーマンが打つ時は目を瞑る。