ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

折角の後半第1戦なのに...

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なんかね、自分に腹が立っちゃってあまり記事を書く気にならないんだけどね。

なんで、急にあんな時に不整脈が出るかなあ...
一本歯下駄で散歩もしてるし、普通に動いても息が切れても、練習場でだって不整脈なんて出なかったじゃない、最近。
...酒だって控えて、十分に余裕を持って準備したはずじゃない。

ほぼ90パーセントこの日のゴルフを諦めながらも、スタート時間までに薬のおかげでなんとか収まった不整脈...同じように酷い不整脈の人でも、人によっては自分でそれを感じない人もいるそうだけど、俺の場合は不整脈が始まるとはっきり心臓付近の違和感と不快感を感じてしまう。

普段ならその存在を忘れているような「心臓のある場所」が、不整脈を起こすと心臓が勝手にふわふわと浮いて動き出し踊り出すような感じになる。
じっとしていてもその勝手で不規則でバラバラな脈拍が、落ち着きを無くさせ、汗を出し、力を入れにくくさせる。
左胸辺りの違和感は、ちょうどアドレスで左わきを締めると左腕にそのバラバラな鼓動を感じさせ、ぎゅっと左わきを締めると脈が止まりそうな恐怖がある。
それはインパクトで左わきを締めることを怖がらせ、強く振り切ると左のあばらが引っ張られて心臓に圧力をかけるのを感じさせるので、腕にも肩にも力を入れにくくさせる。

「なんとか、1ラウンドを無事にできるのが第一」
「途中で脈が乱れたら、即棄権する」
「こんなことで不整脈が起きてラウンドを中止するようなことになるなら、もうゴルフは引退する」
「そうしたら、ゴルフもヒッコリーも糞食らえだ!」

なんてことを考えながら、力を入れられず、集中力なんかある訳無い半端なラウンドをただ耐えて続ける。
走らず、力を入れず...崖下や山の上に行ったボールは全部ロストにして拾いに行かない。

この前練習場で良かった百年もののドライバーはことごとくチョロし、ミッドアイアンは殆ど当たらず、パー3のホールは全てティーグラウンドが人工芝のためにティーを高くして打たなくてはならないので、マッシーもニブリックもろくに当たらない。

同伴競技者のお二方が、年間100ラウンド以上を平均70代で回る上級者で、プレーも速くコースを熟知していたので、お二人に助けられてハーフ終了。
全く心臓に負担をかけないようにプレーした結果は、ボールを5つ6つ無くしてトータル61。
午後は心臓が落ち着いてきたように感じたので、やや力を入れてプレーしてやっと50。

9ホールコンペの結果は47人参加の45位で、飛び賞の新米2キロ。
...ブービーにもなれなかった(笑)。


ヒッコリークラブでやりたかったことは、再発が気になって一つもやれなかった。

自分で全く予想してなかった、以前と同じような不整脈の発作は、本当にゴルフに対する気持ちを打ち砕くものだった。
「また、発作が出るのかよ!」
「治ったんじゃなかったのかよ!」
「バカヤローーー!」


29日のオープンコンペは申し込んであるけど、この不整脈の出現で今は情熱が消えてしまった。

確かに年と言えば年だけど...この腹立たしさは、一体どこにぶつけりゃいいんだろう...

 

天気も風も良かった...
でも、気持ちは自分の心臓を引っ張り出して、地面に叩きつけてやりたい怒りと悲しさで一杯だった。