ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

寒いの無理!

冬眠に入っちまうと、次に動き始めるのは多分マスターズが終わった頃。
でも例年その頃は花粉症で、集中力もやる気もゼロに近い状態。

だから、今の「ゴルフが遊べる状態」をなるべく伸ばして、出来るだけハプニングだらけの今年の俺のゴルフシーズンを長引かせたいのが俺の正直な気持ち。
普通に考えたら、この歳でゴルフが出来るのが奇跡的だし、ゴルフが楽しめる状態がいつまで続くかは全く分からない状態...いつ、幕が降りるかは現実的で身近な予感の中にある。

来シーズンが今までと同じように始まるかなんて、負け続けているギャンブルのように「だったらいいな」でしかない。
だから細々と、でも少なくても「続いている」の状態を、俺はできるだけ長く楽しみたいのだ。

てな言い訳で、今年の年末は23日と27日に一人ゴルフでオープンコンペに申し込んである。
でも...23日のイーグルゴルフのコンペは天気は晴れなのだが、北陸に大雪を降らしている大寒波の影響で天気予報の最高気温が、昨日は7度、今日の昼には6度、そしてさっき見たら5度になっちまった。
最低気温1度で、最高気温5度なんて、もう凍死するような気温じゃない?
おまけに終日6〜7メートルの風が吹くんだとか。
ここにきて流石に自分の体調に非常にまずい寒さになって来たので、先ほどキャンセルした。

残るは27日火曜日に、同じく千葉県のABCいすみゴルフコースのオープンコンペに一人参加の申し込みをしているが、今のところまだ俺一人でまた自動キャンセルになりそう。(先週一人しか集まらなかったので自動キャンセル...つまり「プレーお断り」されてしまった。)
誰か年末の27日火曜日、ABCいすみGCのオープンコンペ、9時29分インスタートに参加してくれる人はいない?...俺もまだラウンドしたことの無い、噂では「短くて超トリッキー」ってコースらしいんだけど...
千葉にしては値段も安い、込みで7490円。
まあ、天気予報は晴れで23日ほどの冷え込みは無く、最高気温も13度〜最低気温3度と言うところ。
誰かの参加がなければまた人数足らずで(最低参加2名)「自動キャンセル」でお断りされてしまうので、ヒッコリーの変態ゴルフでも良い変人ゴルファーがいらっしゃったら、是非お付き合いを(笑)。

 

 

 

一度長崎でお会いして酒を飲み、もう一度ゆっくり酒を飲みたいな、と思っていた少し年上のハンドルネーム「田屋敷酒風散人」氏。
11月に亡くなったとの報を聞いた。
彼は、ほぼ同じ時期に東京で青春を送っていた、言わば団塊の「戦友」なのだが、彼は地方から東京に上京して「東京は異国の地」的に東京の演劇界で派手に暴れて、のちに故郷に帰った「旅人」。
片や東京に生まれ育ってこの地で暮らし、そうした地方から来て「旅の恥はかき捨て」感覚で暴れまわる、異邦人たちを眉を潜めて見ていた我々「地元民」。
彼の語る東京での「武勇伝」は、地元の我々から見るとあっちの地方から上京して来た人とこっちの地方から上京して来た人々が東京という「晴れ舞台」出会って、騒ぎまくっているだけ...と感じられて、反発の方が強かった。
...が、彼がブログ「Site まつを」内で語る波乱万丈の東京体験談は、やはり掛け値無しに面白く、やがて演劇界の大物となった氏の「裏話」や、自身のやや破滅型人生の破天荒な物語は、俺の様に地味で控えめな人生を送って来た男には羨ましいものだった。

そして6年前、俺の鹿児島の親友syouzou の病気見舞いの折に、長崎に立ち寄ってはじめて散人氏と飲む機会を得た。
話したい事、話すべき事、聞きたい事、聞くべき事は一夕の宴席の時間ではとても足りずに、再びの機会を約束して別れた。

...しかしその後、鹿児島で療養していたsyouzouが逝ってしまって、俺たちが九州に行く大きな理由が無くなってしまった。
ただ長崎に飲みに行くには俺たちは十分に貧しく、親友の見舞いと言う大義名分が無くなると、埼玉と長崎の距離は東京とロンドンの様に遠くなってしまった。

出来れば、仲の良い話だけではなく彼が怒るような話も聞きたかったし、彼の博識さに何度も驚きたかった。
その刺激はさぞかしうまい酒の摘みになったはずだと、想像する。
彼の興味と知的好奇心は最後まで尽きることは無く...まつを氏のブログの掲示板の彼の最後の書き込みも、これから読みたい本が届いたと言う情報だった。

さよなら、散人さん。
もう一回あのメンバーで飲みたかった。
もう一回サシで飲みたかった。