ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

ジオン注射から13日目

日曜日の夜、酒も飲まずに本を読んでいて、何を思ったか夜中の一時にそんなに便意があるわけじゃなかったのにトイレに行った。
ずっと以前(十年以上前)、最初に出血があった時にも、忙しい中でトイレに座ってそこに置いてある雑誌を読みながら一服するのが気分転換の習慣になっていた。
そこで1日に4回も5回も便意もないのにトイレに篭って、ついでに無理やりクソをひり出す日々が続いて...痔が破けた、んだと思う。
その結果...半年ほどそういう日々が続いた後、血液検査で俺のヘモグロビン値は一桁になっていた。
当然階段を登っただけで息が切れ、運動不足だと思って運動すればするだけ窒息するような苦しい思いをすることになった。
で、今回と同じように調べた結果、痔が切れて毎日出血している事が原因だとわかり、毎日のトイレこもりを1〜2回だけにして、いきんで無理やり肛門に力を入れないことを心がけて...やがて、普通の状態に復帰出来た。

今回も、毎日の排便でちょっと力んだだけで出血することが続き、おまけに血液サラサラにする薬の影響もあって貧血状態にまで赤血球が減ってしまったんだろう。

ただ、前回と違って今回はどんなにそっと優しく排便しても、ちょっとした加減で「ピッ」と切れてしまうのが止まらなかった...多分年齢に所為もあるんだろう。

だから手術後「うまく力を入れずにやろう」と思っていたのに...ついうっかり力を入れ過ぎたら、また便器を赤く染めてしまった。
手術前ほど濃い赤ではないが、赤く染まった便器を見るのは失望で力が抜ける。
おまけに、排便後の肛門の疼痛が酷くなってきた。
この三日ほど、排便の度に尻を洗ったあと15分ほど痛みで動けなくなる。
脂汗が出て、ズキンズキンという重い痛みが続く。
今までの経験だと、15分程は「激烈」と言っていいほどの重い疼痛で、唸り声しか出ない。
それが過ぎると徐々に痛みが薄らいでゆくのがわかる。
その後の15分程は、じわじわと痛みが薄らいで行くのを感じながら呼吸を整える。
そして、歩いたり、他の動きができるようになるのは30分後くらいから...

 

 

 

病院から痛み止めも何錠かもらっているのだが、この薬が効き出すのは飲んで30分くらいから。
なので、薬で痛みがなくなったのか、普通の状態で徐々に痛みが無くなっていったのかの違いが分からない。
この痛み止めにもうちょっと即効性があったら良いんだけど。

この痛みが強いのと、またトイレの度に切れるので昨日病院に行ったんだけど...強面の院長先生は「以前より出血が減っているなら、1ヶ月か2ヶ月で良くなりますから」と断言する。
まあ、ジオン注射の治療は終わった後だから何ができるわけでは無いんだろうけど...後は時間を待つしか無いわけか。

でもね。
院長先生強面だから、あまり逆らうつもりはないんだけどね...その「治る時」までの毎回のトイレタイムがもう怖いのよ。
クソするたびに息が止まりそうな激痛体験なんてしたくないのよ...例え15分すりゃ痛みが薄らぐって分かっていてもね。
30分すりゃ復活するんだから、大した問題じゃないのかもしれないけど...実際、俺はもうトイレが怖いのよ。
「ああ、またあの痛みを体験するのか」なんて...俺はマゾじゃないんだ!

と思っても、俺は何も言えないで、痛み止めを余分にもらっただけで帰って来ちまうんだけど。

ああ...秋だってえのに、切ないねえ・・・


明後日、ゴルフに行こう。