ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

秋に花粉症?

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天気は良かった。
朝方はかなり冷え込んだけど、すっきりと広がった青空が実に綺麗だった。

かなり遠いけど、すっかりピート・ダイのファンになっちまった奥さんのために、「広い土地に」ピート・ダイが設計したコースである、新・西山荘GCに行って来た。

バブルの頃、ゴルフ場設計家として「ピート・ダイ」の名は世界に知られたものだったために、バブリーなコースを作ろうという日本の金持ち達が競って彼にコース設計を頼んだ。
最初に出来た「真里谷CC」が好評だったために、たくさんのピートダイコースが日本に誕生した。
枕木の使用や、浮島グリーンや、リンクス風の木の少ない極端に畝った人工的なライ、それに傾斜の複雑な大きめのワングリーン、基本的にサディスティックなレイアウトなどが、それまでの小さな2グリーンの大人しい林間コースに慣れた日本のゴルファーに人気になった。

が...バブルがはじけて明らかになった事だけど、こうしたコース設計を依頼した人々にはゴルフにあまり見識を持たない問題のある人も多かった。
よく言われたのが「札束で頬っぺたを張り倒して」、嫌だと言わせないで作った...なんて言われたコースたち。
本当に狭い土地に、「ピート・ダイ」の「売り」の特徴を目一杯無理矢理盛り込んだ派手なコース...それは狭くトリッキーで、過剰にライが弄られていて、プラスティックと枕木と池とで、まるでジェットコースターの線路を敷けば似合うような大人の遊園地風コースだった。
そして、そんな多くの彼のコースは、ボールを沢山無くすとか、池やOBが理不尽だとか言われて人気を失っていった...俺も現代クラブでゴルフをやっていた時には、ボールを無くすわ大叩きするわで大嫌いなコースだった。
(それが今じゃ最高に楽しいヒッコリーゴルフの遊園地とは(笑))


前にラウンドして「楽しかった!」と奥さんの気に入っていた、ピートダイロイヤルコースより3倍は広いんじゃないかという、この新・西山荘GC...何度も書いたけど、クラブハウスもまるでスタートレックの宇宙船のように巨大で、ロッカーもトイレもクラブハウス内部の広さも、十分話の種となる魅力がある。

もちろん、コースは「ピート・ダイがちゃんとした土地の広さのところにコースを設計すると、こんなコースになるのか!」と、俺のお気に入り。
おまけにこの日はグリーンの状態も綺麗で、その速さはこの秋回ったコースの中で一番スムーズで速い。
昼食も含めて、このコースには奥さんは(スコアにはならなくても)十分満足してくれたようだ...書き忘れていたけど、プレーフィーももったいないくらい安いし、大嫌いな「2サム割り増し」も無い!
遠い分は、前日昼間から海沿を寄り道しながらドライブし、海を見たり美味しいものを食べたり、を安く楽しめたし。

 

 

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が、が、が...その「前日」から、なんだか鼻水が止まらない。
何かの弾みでくしゃみが出ると、3回5回8回と続いて止まらない。
鼻水はまるで水のようにサラサラで、あっという間に鼻から落ちる。
そういえばメモなんだかショボショボしている....これって、まるで春の「花粉症」みたいじゃない?

昨日のプレー中も、くしゃみが出ると何回も続くし、何よりマスクをしても鼻水が止まらない。
すぐに鼻をかみすぎて、鼻の周りが擦り切れて赤くなって来て、ヒリヒリ痛い。
「まさか、秋に花粉症なのか?」
と、不安になって周りを見ると、花粉らしきものが飛びそうなのは、空き地をまっ黄色に染めて咲き誇っている「セイタカアワダチソウ」?
こいつか?犯人は?

風がちょっと冷たいけれど最高の青空の下、鼻をかみかみくしゃみを我慢し、なんとも集中力が欠けたラウンドになった。
そしてその所為ではなく、この日はヒッコリークラブが当たらない。
スイングをうまく出来ない。
絶好のライからクソみたいな当たりしか出ない。
...なんだか打ち方を忘れてしまったような気さえする。


花粉症...あとでネットで調べると、ブタクサやヨモギなどの花粉が秋の花粉症の元となり、春のスギ・ヒノキで花粉症になる人は秋も花粉症になりやすい...んだと。

 

げ。