ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

タヌキとキツネ

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うちに餌をもらいに飛び込んで来た仔猫は、次女が貰い手を探して色々手を尽くしたが結局見つからず、何や彼やと世話を焼いていた流れ上「自分が買う」と言い出した。
名前を「コタ」とつけて、自分の給料で獣医に連れて行って検診を受け、ワクチンを打ったり去勢の手術をしたり...体は半年でゆずより大きくなった。

外見は明るい茶色のトラ縞風の変な模様で、動きは敏捷でわんぱくな猫だ。
今のところ次女には全面的になついているが、うちの奥さんには餌をもらう時だけなつき、俺には顔を見ると逃げていくという関係。
(なんだよ、俺がそもそも初めに腹を減らして泣いているお前に餌をやったのに、そんなことはすっかり忘れてしまったか...)

俺は別に叩いたりいじめたりはしていないんだが、先に住んでいるゆずと仲が良くならず、顔をあわせると「ゆずが逃げコタが追いかける」という状態になるので、コタを怒った事が俺に慣れない原因だろう。


...この猫たちを買う上での大問題は、コタがゆずと仲良くならずに、顔をあわせるとゆずに襲いかかろうとする事。
おとなしく攻撃力の全くないゆずとオスで体の大きなコタでは勝負にならず、もし我々がいない時に二匹で顔を合わせたらゆずが一方的にやられてしまうだろう。
オスでもあり、短い時間でも「野良」で生きてきたコタは、ゆずの倍以上敏捷で、爪も歯も太くて強い。
止める者がいなければ、ゆずは簡単に殺されてしまいそうで心配なのだ。

この二匹は、仲良くなってもらおうと何度か顔合わせをさせたのだが、ゆずは怖くて唸るだけで、コタはいきなり飛びかかろうとする。

なので、今は二匹を家の中で極力顔を合わせないようにして飼っている。
とは言っても狭い家なので、必ず片方の猫の居場所を確認してからドアや戸を開け閉めして、お互いを合わせないようにしているだけの話だが。

動きも性格も外見も、まるで本当にキツネとタヌキのようなこの二匹。
仲良くなれば、面白い組み合わせだと思うんだが
なんとか一緒になっても喧嘩しないようには出来ないものだろうか...
いい方法があれば、是非ご教授お願いしたい。

 

このままではいつか偶然二匹だけで顔を合わせて、大ごとになりはしないか心配だ。