ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

「歌は祈りだ」なんてね...

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っかの大統領はテロまがいの攻撃を許可するし、どっかの強欲社長は映画もどきのお笑い脱出劇を展開するし、カジノがどうしたオリンピックがどうした、ついでに韓国が中国が北朝鮮が、暖冬が雪が正月が...で2020年の1月は6日が過ぎた。

大統領がツイッターで意見言うのもおかしいし、情け無用のリストラしただけの男が大金貰う社長だったなんてチャンチャラ可笑しいし、暖冬の理由が本当はなんなのか分からないし、カジノもオリンピックも誰が儲けるのか魑魅魍魎の世界だし...俺のような頭の悪い俗物には、頭の良い奴らのすることは全く意味がわからない。

それなのに俺たち一般庶民は、上級利口馬鹿達の大きな欲に流されて生きて行くのが運命なんだけど。
多くの儚い庶民の抵抗は、愚痴と嘆きをつまみに安酒飲んで、ネットで匿名に隠れて悪口言うくらい...それは、本当は抵抗にもなって無いんだけどね。


俺はネットで匿名悪口言うのは嫌だから、ウサは違うところで晴らしたい。
で、最近見つけたのがカラオケっていう訳だ。
(キッカケは、うちの近所に「シニア料金3時間でお二人様たったの1000円・酒も食べ物も持ち込み無料」っていう、信じられないカラオケ店が出来たこと。)
そこで缶チュウハイとつまみと食べものをコンビニで買って持ち込み、奥さんと3時間を歌い尽くす。
なにせ...思い返せば小学校の頃に音楽の教員に「鼻で笑われて」以来、音楽は「聞くだけ」のものだったのに、半世紀も経って自分から歌い出したってのは新鮮な冒険だ。
ただ、基本的に俺の歌は他人に聞かせるレベルじゃ無い。
子供の頃からずっと人前で歌うことは無かったから、声域は狭く高音が出ず、リズム感が悪く...要するに歌い慣れていない超ド下手。 

しかし、恥ずかしながら歌っていると「自分は歌うことが好きなんだ」とは自覚する。
まだ自分が歌える歌と歌えない歌の境界がわからず、音の高低が分からず、サビも小節も「それなあに?」っていう世界だから、声出してみて初めて「この歌はダメだ、歌えない」なんて理解することが度々あるが、少しでも歌えれば「歌は祈りって本当だ」と密かに実感して喜ぶ。
今日日の若い人向け流行り歌なんてのは、聞いても全く分からないし興味も湧かない。

結局、歌うのは60年から70年代のもの(あるいはもっと「それ以前」)が殆どで...俺の「最近」てのは今から3〜40年前で止まっているらしい(笑)。


「他人に聞かせたいからではなく」、「祈りたいだけ」なんてのが本心だから、他人とのカラオケ大会なんてのには全く出たいなんて思わない。
俺が納得すればそれで良い...が、正直、今は自分が納得できる歌なんて一つも無い。

寒くてゴルフに行けない季節には、月2くらいはカラオケで誰にも聞かせない歌を歌っていたい...そして、自分が本当に「祈る事が出来た」なんて感じられる歌を歌えるようになりたい。
なにせ昨日散歩の途中で少し走ったら、やっぱり軽く不整脈が出た。
この乱れは走るのをやめて静かに歩いていたら間も無く収まったが、やはり急な運動はこの季節は控えておいたほうがいいんだろう。
寒くて、裸足に一本歯下駄も当分無理だしなあ。

冬はこれからが本番だ。