ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

ヒッコリーゴルフ で漫画家コンペ「タコスケカップ」in 柴山GC

 

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7日に漫画家コンペ「タコスケカップ」が、柴山GCで開催された。

一週間前の雨の天気予報から、開催日が近づくにつれてだんだん天気予報が良くなって行き、当日は秋晴れの好天となった。

暑くもなく寒くもなく、最高のゴルフ日和...だが、今日の俺は左手親指の付け根が痛くてしょうがない。

もともと「猿指」で、あるところより指を反らせると関節がガクッと入って痛みがある。

ゴルフで無茶振りをしていた頃は度々痛めて、何週間かプレーができなくなったりもした...が、左手の親指をシャフトからずらして、トップで親指の上にシャフトを乗せないようにしてからあまり痛めることがなくなった。

(無茶振りしないことが一番だったけど)

 

それが古いヒッコリークラブで素手でグリップしてゴルフをするようになって、また再発するとは思わなかった。

と言っても、古いヒッコリークラブを使ったために痛めたのではなく、いい百年もののウッド(普通に使えると言う事)が見つからないので、現代でも作られているタッド・モア製のヒッコリーウッドでティーショットを打っているうちに痛めてしまった、と言う話。

今の時代に作られているヒッコリークラブは、現代のボールでも壊れないようにするためか百年もののウッドより、重くて無骨にできている(百年ものは400グラム以下だが、この現代ウッドは420グラム以上ある)。

はっきり言えば、酷く重くがっちり重厚に作られている。

「しなり」は百年ものに比べて全く違い、動きに繊細さはカケラもなく、インパクトで俺が感じるのはまるで「ただの丸太ん棒でぶん殴った」ような鈍い手応え...はっきり言って、このクラブの打感は大嫌い。

 

俺が考えるにこのウッドは最近ぼちぼちとヒッコリークラブでゴルフを楽しみたいと言う人が出てきたのに対して、試しに作られた試作品の様なものなんだろう...すでに普通にヒッコリーシャフトやクラブヘッドを作れる熟練の職人はいなくなり、新たな需要も見込めないことから高度なクラブ作りの技術の継承は断たれてしまったのだ。

ともかく「今のボールを使っても壊れないように」と言うことだけを考えて作られたクラブには、まだ「打ち心地」の様なものを考える余裕は無いと思われる。

このクラブを使うと、ただ振る時や(糸巻きボールでも)実際にボールを打つ時に左手の親指に伝わる衝撃はかなり強い。

 

ちょっと痛みが強くなったので、次回はグリップを親指を逃すテンフィンガー....いわゆる「宮本留吉グリップ」を考えている。

ティーショットも「壊れる」か「当たらない」のを覚悟して、集めた古いヒッコリーウッドから使うようにする。

もし合うクラブが無かったら、スチールシャフトのパーシモンウッドを考えなくてはならないかもしれない。

 

今はうちの奥さんもノーマルからテンフィンガーにしてショットがかなり安定して良くなったが、この日一緒に回った漫画家の神原則夫氏も、以前一緒に回ったサンコーCCでいきなりテンフィンガーに変えてゴルフが良くなったお方。

しばらくぶりで一緒の組になったこの日は絶好調だった...7番ホールまでは。

6番終わって崩れる要素なしの2オーバー...7番はこの日見えた唯一の弱点のパー3のティーショット。

これが今までのホールのセカンド・サードショットとは全く違って、ティーアップしただけで「掬い上げる」ようなスイングとなって大ダフリ...これが「すぐそこ」のOBとなり、その後一気の大崩れとなってしまった。

(このスイングの欠点のために、パー3だけで9オーバー!)

...しかし、彼の覚醒はもうすぐそこまで来ている!

真面目なゴルファーが壁を一気に打ちこわす瞬間を、今から祝っておきたい。

 

一週間前が100...今回は101(なんと池ポチャOB合わせて9個!)となった「百叩き男」のヒッコリーゴルフは、せっかく歴史を楽しむゴルフを始めたのに現代に作られた半端な道具を使ったのが原因と、俺は無理やり考える。

 

これからは、ウッドも全て「百年もの」で楽しんでやる。