俺は、基本ラップなんてやってる連中は興味無かった。
カッコだけ猿真似の、流行りに乗った偽物としか感じなかった。
大体が日本語を無理やり猿真似のリズムに合わせて乗せただけの、無意味な音の繋がりにしか聞こえなかった。
が、こいつらは違う。
偶然聞いた彼らのライブ放送で、一発でショックを受けた。
言葉が届く、それも明瞭に聞き苦しく無く、背伸びも卑下もしていないナチュラルな気持ちを乗せて。
「MOROHA」という、2008年から活動している二人組みだというが...俺は今まで全く聞いたことが無かった。
ボーカルの声は高音だが非常に聴きやすく、ギターの演奏はクールで気持ちが良い。
その言葉は本人が書いているようだが、正直で熱くはっきり伝わる。
俺は気に入った!
もう歳だからラップはわからない、なんていう御同輩の方々、一度聞いてみることをお勧めする。
まずはとっつきやすい「恩学」か「tomorrow」からでも。
(写真は彼らのmvからのスクリーンショット)