ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

神戸ゴルフ倶楽部へ...その前の寄り道旅5

四万十川の河口から源流近くまで、川に沿って走って行くと...「あれ?土佐とか高知ってすぐ近くじゃない!」なんて、間の抜けたことに気がつく。
あまりこの辺の地図をまじまじと見ることなんか無かったものなあ...
「じゃあ、まだ時間がありそうだから高知城に行って見るか?」
四国で見たい城4つのうちの一つ、国宝の高知城だ。

カーナビ頼りで高知城を目指す。
が、やっぱり高知市内に入っても、全然城は見えない。
カーナビで「すぐそばにある」はずが、高いビルに阻まれて城の影さえ見えない。
「地図じゃあこの交差点の左側だ!」なんて、二人で交差点を走り抜ける時に交差点の左側をガン見する・・・「うわっ、そこにある!」。
全く見えなかった城が、交差点のすぐそこの高い山の上に圧倒的な存在感で「見えた!」

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城の裏の駐車場に車を入れて、改めて城を見上げれば...それはすごいスケールと存在感で「そこに在る」。
城に入ると、まず重厚な造りの追手門が迎えてくれる(これも現存している歴史的建造物だとか)。
暑く日差しの強い日だったが、門を通り抜けると意外に緑濃い城の風景が迎えてくれる。
階段が連なり、登るに連れて左右から石垣の曲線が流れて来て重な理、さらに奥に新しい石垣が現れる。
四国に来て3つ目の城だけど、残っている本丸も確かに見事だが、どの城も俺には石垣の曲線の美しさの方が印象が強い。

その石垣の曲線と階段の組み合わせの美しさからか、この高知城にはスケールの大きな強さよりも繊細な優雅さを感じる。

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なんでも、この高知は埼玉の熊谷と「日本一の暑さ」を競っているとかで、この日も30度を軽く超えるような暑さと日差しの強さだったが、天守に登るとその窓からの風の涼しさに驚く。
昔はすぐ近くまで海があって海運も盛んであったと言うが、今では海は見えないけれど、海まで遠くはないのでこういう風が吹き抜けるんだろう。

足腰にはかなり疲れが溜まる城巡りだが、どの城も「来てよかった」という満足感が残る。
(ゴルフもいいけど、城巡りもハマりそうだ)

天守に居たボランティアの観光案内の人(俺と同じくらいの年齢?)に話を聞いて、近くの市場での美味しい食べ物屋や料理を教えてもらったが、行ってみればこれは居酒屋そのもの(笑)。
旨そうなんだけど、運転する人間にゃ目の毒鼻の毒。
「今度来るときは電車で来るか」なんて。

3泊目は日中暑かったので夜も暑くて寝られないかもしれない、ということで標高が500m以上で温泉があってレストランに間に合う評判のいいところ、の条件で探して道の駅「木の香」に。
レストランには時間的に間に合うかどうかだったけど、この日は宴会が入っていたようで時間過ぎててもセーフ。
温泉も良かったし、駐車場も静かでまた寒いくらい涼しくて、よく眠る事が出来た。