ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

スイング変えたいなら今だ

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寒い北風がビュービュー吹いていて、地面は凍りついてカッチンカッチン...こんな季節にでも、ゴルフやりたい盛りの人はコースに向かうんだろうけど...

こんな季節は、コースに出ると怪我はしやすいし病気にもなりやすいし納得できるゴルフするのは超難しいんだから、本当はラウンドなんかしないで体づくりやスイング改造なんかをする方がいい。

春のシーズンまで、まだ2ヶ月以上ある。
90パーセント以上のヘボゴルファーは自分のゴルフスイングをいいなんて思っていないらしい...なんとか自分のスイングを変えたいと思っている人が殆どだと聞く。
そんなゴルファーの誰もが、春のシーズンが始まるまでに「去年とは違うスイングで去年よりいいゴルフをしたい」と思って、一度はスイング改造を考えたことがあるはずだ。
しかし、自分じゃ練習に練習を重ねて大幅にスイングを変えて、すっかり生まれ変わったつもりでいたのに、仲間が見ると「どこを変えたの?」と言われたり、ゴルフ内容も去年と変わらないなんて経験は誰にもあるだろう。

実際に本格的にスイングを変えたいのなら、信頼のおけるレッスンプロについて長期計画でチェックし続けてもらうのが一番確かな方法だ。

が、そんなカネも時間もない人間にとって、一番簡単に今までのスイングと変えられるのが何かご存知だろうか?
答えは「極端にグリップを変えること」。
アドレスだバックスイングだ、あるいはトップがコックが、あるいはインパクトがフォローが、果てはフィニッシュが...なんてこと自分で考えても、まずスイングは変えられない。
しかし、「極端に」グリップを変えると嫌も応も無くスイングは「変わってしまう」。
グリップを変えるにも色々あるけど、一番のお勧めは「テンフィンガーグリップ」。
それも、ハンパに左手親指をシャフトに乗せて握りこんだり、指を絡ませたりの「両手の一体感」を感じさせるようなことすべてをやらない「両手バラバラのテンフィンガーグリップ」。

左手親指はシャフトから外す。
基本手のひらで握る(いわゆるパームグリップ)。
両手を離してもいい。
右手のひらは上、左手のひらは下を向けるような超フックグリップから始める。
気持ちはシンプルに「トンカチで釘をひっぱたくイメージ」、つまりハンマー打法に近い動き。
上下運動は考えない、横に振るだけ(ただし、基本は円運動のイメージ...横に揺さぶるスエーはダメ)。
トップもフィニッシュも考えない。
ボールを上に上げようなんて考えず、ただボールをぶっ叩くだけ。

ここから、ボールを打って考える(体の他の部分の動きは自分で探す)。
今までスイングが頭に残っていると最初は違和感があるが、インパクト前後のことだけ考えていれば、シンプルな動きの方が当たるとわかってくる。

これを始めたら、フェアウェイウッドやミドルアイアンが全く当たらなかったうちの奥さんが、ちゃんとフェースがボールに当たって飛んで行くようになった。
それで面白くなったらしく、その後はずっとテンフィンガーを変えていない。
全く今までと感覚が違うので、ちょっとやり始めた人でもすぐ辞めてしまう場合が多いけど、続けている人は皆「よりボールにちゃんと当たるようになった」と言う。

本当は自分でもやりたいのだが、以前やったらあまりにもしっかりヒット出来るので、ちゃんとインパクトしたのにマッシーのヒッコリーシャフトが折れてしまったので、以後封印している。
しかし、普通に売ってちっとも当たらないミッドアイアンだけは、俺もテンフィンガーで打ってみようと思っている。

「自分のスイングを変えたい人」は是非是非お試しあれ。
もちろん結果の責任は取りませんけど。