ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

サンコー72でのヒッコリー+お楽しみラウンド  (2016年11月12日)

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漫画家の神原則夫氏に誘われての、ラウンドだった。
場所はサンコー72...まだラウンドした事のないコースだったけど、「日本で一番来客数が多いとかなんとか」の噂を聞いた事があるので興味があった。
ついて驚いたのはバブリーな事...ハウス前のプールに大きな虎の石像がある、と言う事で想像がつくだろう。

コースは広かった。
よくもこんなに広く(木が少なく)コースが造成出来たものだと驚くくらい。

...天気が問題だった。
雨予報だとヒッコリーガ可哀想なのでキャンセルするつもりだったけど、天気予報はどこも「雨は9時には上がって晴れて来る」だったので、前夜藤岡の道の駅に。
お楽しみの前夜祭をやっている時にはかなり雨が降って来て、寝る体勢になった時には車の屋根に当たる雨音が凄くて眠れない程。
朝起きた駐車場には盛大な水たまりが出来ていたし。

それでも天気予報を信じてコースへ...先についていた神原氏に挨拶してスタートの用意...が、ずっと細かい霧雨が降り止まない。
ヒッコリーが心配だが、細かな霧雨なのでずぶ濡れになる訳ではなく、全体がしっとりと湿って来る程度の雨なので、そのうちに止むだろうとスタート。
今回のヒッコリーラウンドは、まず雨が止まないうちはティーショットや150y以上では現代ヒッコリーを使う事にした。
現代ヒッコリーでは距離を稼げるので、今回調子が良かったニブリックとマッシーニブリック(共に昔のもの)が決まって3オンで殆ど1ピン以内に寄せられた。
お約束のパットが決まらずに(それでもこの前のコンペよりはずっと決まった)、前半47は大満足。
後半、止むと思った雨がずっと霧雨状態のまま止まず、迷ったが当初の予定通り昔のヒッコリーでプレーする事にする。
もちろん酷いライの時には現代ヒッコリーも使う予定だったけど、その前に雨の中で状態を気にしながら使うアンティークヒッコリーはミスショットが多くなって(特にティーショットで左OBを連発した)、スコアは全くまとまらなかった。
きちんと打ち込めれば問題無く打てるのだが、そうする折れそうでボールだけを打とうとしたのだが...

が、お二人の気持ち良いゴルフのおかげで、ずっと笑い通しで楽しむラウンドが出来た。

その神原氏と原氏のお二人、共に久しぶりのゴルフと言う事でなかなか良い当たりが出ない。
見ているとスイング自体は悪くないので、後半「スイングは良いんだから、グリップを替えてみたら?」と提案。
うちの奥さんがテンフィンガーにして見違える程に当たりが良くなった事を話して、彼等もそれをやってみる事に。

これが予想以上に彼等に向いていたようだ。
はじめはミスもあったけど、やり続ける程にきっちりフェースに当たり出し、距離も球筋も良くなって行く。
打っている本人も「気持ちが良い」と言うのだから、このグリップが合っていると言う事。
グッドショットが増えてミスショットが減って行く中、神原氏が最終ホールで見せてくれた。
雨まじりの寒い天気の打ち上げ450yのパー5。
フェアウェイは昨夜からずっと続く雨で濡れていて全くランがないのに、ティーショット・セカンドショットでグリーンのほんの手前迄持って行った。
この2打とも、もし乾いていてランが出たら2オンどころかグリーンオーバーする様な素晴らしい打球だった。
そこから2パットでほぼ完璧なバーディー。
本人もガッツポーズが出たが、これは素晴らしい。

テンフィンガーグリップ、本当に「壁にぶち当たっているゴルファー」なら全員試してみる価値があるグリップだと思う。

オレが思うに、ずっとゴルフ界の常識となっているバードングリップは、あの子供時代から普通に肉を食って体力のある、イギリス人アメリカ人に向いているグリップで、彼等より体力の無い日本人ならテンフィンガーグリップの方がスタンダードでも良いんじゃないか?
ボールのつかまりが、バードングリップ(オーバーラッピンググリップ)よりずっと良くなる事は確かだから。