ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

試行錯誤もまた楽し

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月曜日、台風が来る前に奇跡的に涼しかったために練習場に行って来た。 
どうしてもヒッコリークラブのようにヘッドを走らせる事が出来ないのが気に入らなくて、その解決策を考える為だ。
ヒッコリークラブを持つと(結果はともかく)自然にヒッコリーのしなりに合わせてスイング出来るのだが、現代クラブを持つとそれが出来ない...単純にシャフト柔らかさも大きな要素であるのはわかっているが、俺はスチールシャフトのアイアンでもそういうスイングがしたいのだ。
現実に俺の好きなかっての名選手たちのスイングはそういうイメージだし。

が、どうしても腕や手に力が入って、そういうスイングが出来ない。
ヘッドが走っていないで、ただボールを「叩きに行っている」のを感じる。
ヘッドを働かすことが出来ずに、腕力だけでヘッドを振り回しているだけ...それでヘッドを無理やり走らせようとすると、かなりのオーバースイングになってしまう。
さて、どうしたものか?

長い間仕事でレッスンイラストを描いて来た経験から、「スイングを手っ取り早く変えたいなら、道具を変えるかグリップを変えるか」だとの考えが頭に浮かぶ。

「道具を変える」とは、極端に硬さの違うシャフトのクラブを使うこと。
「グリップを変える」とは、今までやって来たグリップをやめて、違うグリップにする事...これでアッサリとスイングは変わる。

今回はクラブは決まっているんだから、今までやってきたオーバーラッピンググリップを止めればいい。

まず簡単なところから、「超フックグリップ」へ...これはグリップの動きがシンプルになりヘッド軌道が落ち着いてボールを捕まえるのが楽になる。
真冬の寒くて体が動かない時などに良いが、体が良く動く季節には方向性に難がある。

では、と「テンフィンガーグリップ」。
体の動きが小さくて済む割りに、ボールが捕まり飛距離も出る。
超フックグリップと同じように、「ボールがつかまらない」で悩んでいる時には実に効き目がある。
がしかし、今回のように「ヘッドを走らせたい」イメージとはちょっと違う。

それでは、と「ダブルオーバーラッピンググリップ」。
これは「シャフトに任せてヘッドを走らせる」イメージに一番近く、インパクトに「キレ」を感じて気持ちが良い。
が、このグリップは今までに何度も使っているが、(俺の場合は)ミスショットやトラブルショットでグリップに力がいる時に、右手の中指と人差し指が結構痛い。
あの痛みはあまり味わいたくない。

で、残ったのが「インターロッキンググリップ」。
ニクラスやタイガーがこのグリップなので使う人が多くなったが、俺の場合はこれをすると右手の薬指・小指と左手人差し指がねじれて強烈に痛い。
何度か試したがその度に指を痛めてやめた...そこで今回はその痛む左手人差し指と右手の小指をグリップせずに伸ばしたままにした「ルーズなグリップ」でやってみると...痛く無い!!

しばらくウッドやアイアンをいろいろ打ってみたが、ヘッドはイメージに近く走ってくれるし痛みも出ない。
「じゃあ、これで11日はやってみよう」と決めた。
ただ、コースでこのグリップを使ったことは無いので、コントロールショットやらトラブルショットやアプローチがどうなるかは全く分からない。
ただ、腕力でなくヘッドを走らせてのショットが通せるなら、このラウンドはきっと楽しいものになるだろう。

スコアはパットが入るかどうかの話だし。