ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

神谷バーで、ヒッコリー談義

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少し前、博士から電話があり「オクで欲しいヒッコリーが出てるんですが、興味ありますか?」との電話。
見てみると100年以上前のセントアンドリュースのトム・スチュアートが4本揃ったアイアン...ほかにジガーとパターと、珍しいヒッコリーシャフトのメタルウッドが1本の計7本セット。
二ブリック・マッシー二ブリック・マッシー・ミッドアイアンと4本とも同じトム・スチュアートというのも珍しいが、この古いヒッコリーメタルウッドというのはかなりの珍品だと言う。
彼の頼みでオクで入札して、これをかなり安く落札できたのだが、高くならなかった原因はあった。
パターとジガーを除くアイアン4本のうち3本とメタルウッドが、ヒッコリーシャフトとフェースのつなぎ目にかなり目につく補修の跡があるのだ(というより「酷い仕上がりの修理跡」)。
俺のように飾るより使いたい者にとっては、この3本は多分使用不能...使うと、このネックがすぐに折れてしまうように見える。
つまり使うとしたら実質3本しか使えないように見えるから、値段は上がらなかった。
だが、修理と補修ができる博士なら、わりと簡単にこのクラブ全てを完全に使えるようにできるのだ。

その彼の頼みで代わりに落としたクラブを引き渡すために、昨晩神谷バーで彼と会った。
一緒に、博士と何度か連絡はあったものの一緒に飲むことは初めての、「古物クラブ愛好家」のダッファさんも合流した。
ヒッコリーからパーシモンの名器が大好きなダッファさんは、最近もトム・モリスのクラブを手に入れたそうで博士に聞きたいことが山ほどあったらしい。

神谷バーでクラブの現物を見ながら生ビールや電気ブランを飲み、その壊れそうな部分の補修方法を教えてもらう。
がしかし、そんな作業は立体音痴の俺にはとても出来ないと、俺はギブアップ。
ま、ダッファさんも同じような感想だったらしい。
結局、ああいうクラブの修理というのは素人にはとても無理で、博士のような人にちゃんと対価を払って修理をお願いするのが正解だろう。

そんな真面目なクラブ談義で盛り上がり、やがて酒に強くない博士が沈没しそうになったので、そこでお開き。

帰りはかなり出来上がった博士をダッファさんが途中まで送っていくことになったが、後で博士から「家に無事着きました」とのメールがあってひと安心。

まだまだ、この暑さじゃヒッコリー遊びもお休みだけど。

ゴルフ談義で生ビールってのには、いい季節かもな。