ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

手術から1年と1ヶ月

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今年の3月に手術後10ヶ月チェックをして、担当のN先生に「もう大丈夫です。手術は成功で治療は終わりです」と言われた。
「え? もう病院にチェックに来なくていいんですか?」
「もう、来なくていいです。」
「あとはご自分で体調を管理することです。」

なんだか、呆気なかったし、正直心細い感じもした。
...ここ10年以上ずっと続いていた不整脈用の薬は、全て飲まなくても良いことになった。
ほぼ20年近く前に心臓あたりの不快感を感じて、脈が飛んだりバラバラになるのを感じてからずっと飲んでいたワーファリンや、不整脈関連の薬は一生飲み続けなければならないと思い込んでいた。
そうした何種類もの薬が不要になって、今飲んでいるのは高血圧関連の薬と中性脂肪を減らす薬だけ...一時は「これは食べ物か?」と思うくらいたくさんの薬を飲んでいたのに。

ただ、最後に先生に言われた
「普通はこれで大丈夫ですが、再発する人もいます。」
「酒を飲みすぎたり、血圧が高くなるとそのリスクが高まります。」
「あとは日々の生活をどのくらい自制して行けるかがポイントです。」

...う~む。
それから3ヶ月、体重が増えてシャツが小さくなったと感じている...ゴルフ場で体重計に乗るたびに数字が大きくなっている。
決して食事で大量に食べている訳ではない...むしろ少なく食べることに気をつけている。
問題は分かっている...酒なのだ。
一応カロリーの高い日本酒は控えめにして、外で飲むことも控えてはいるんだが、晩酌がやめられない。
仕事をしたり散歩をしたりゴルフをしたり...何をしても1日の終わりには一杯やらないと落ち着かないのだ。
カロリーゼロの缶酎ハイや、塩分控えめのつまみに気をつけていても、1日も休まずに毎日晩酌をし続けた結果がこれだ。

晩酌をやめる気が無いというのも正直なところ。
これだけ生きてきたんだから、酒で鎮めなくちゃいけないものもあるし、酒で薄めたいものもある。
それを周りに出さない為に飲む薬のような酒もある。
飲み相手がほとんど消えてしまったことが晩酌が多くなった原因でもあるけど、居酒屋のみでもほとんど聞き役だったから、ストレスが溜まるわけでもないんだけどね。

さて、腹が出るのはカッコも悪いし不整脈再発の危険もあるので、対策が必要だとは思っている人。
時折仕事で疲れたり寝不足になったり、風邪をひいて体調が悪くなった時に、「以前なら不整脈が起きてるな」と感じて自分の脈に注意することがある。
しかし、本当に不思議なことに何度か脈の飛びを感じたくらいで、不整脈が続いたことは一度もない。
ただ酒の飲み過ぎと寝不足と疲れが重なった時に、「これはかなりヤバイかも」と感じたことは何度かあった(不整脈は起きなかったが)。

どうも人間てのは「普通」になった時に、その有り難さを忘れてしまいがちだ...ちょっと飲んだり、寝不足や急な運動ですぐに不整脈の発作が起きた不安で不快な日々を絶対に忘れちゃいけない。
今は不整脈が出ないのだから、この状態を持続するためにも「飲み過ぎ」「寝不足」「高血圧」「太り過ぎ」「運動不足」には気をつけなければ。

自分にとって「不整脈が出ない」ってことは、毎日の生活に背負っていた100キロの荷物を降ろしたような気分だ。
だから、手術の結果を感謝して、甘い自分に「喝!」を入れ続けなくちゃいけない。


晩酌やめずに体重減らすぞ!