ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

カテーテルアブレーション手術後10ヶ月

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6日の漫画家コンペ「バレンタインカップ」は、この手術後10ヶ月検診のために参加出来なかった。

10年以上前からひどい不整脈で定期的に通院して、毎日数種類の薬を飲み続けてひどい発作を抑えて来た。
納豆が食べられないワーファリンをはじめ、不整脈を抑える薬や高血圧の薬、高脂血症の薬...毎日6種類ほどの薬を飲み続けてきた。
それで10年以上なんとかひどい発作は抑えてきたけど、ここ2~3年ほどから脈が飛ぶことが頻繁になり、ちょっとの寝不足や急な運動、飲酒ですぐに強い発作が起きて脈がバラバラになり、それが1週間ほど続くことが多くなった。
つまり、ゴルフのラウンドの朝には脈が呼びはじめていて、それがだんだんと多くなり、昼のはもう脈がバラバラにになっている...知り合いと飲んでいると、やはり心臓のあたりに違和感が強くなり、脈を取ってみるともうバラバラの不整脈の発作が起きている、なんてことが普通になって来た。
それが一昨年頃からどんどん酷くなり、昨年2月の時点で「薬じゃまるで抑え切れていない」と判断して、ネットでこうした不整脈の根本的治療法を探してみた。
そこで見つかったのが「カテーテルアブレーション手術」。
体を切り開くわけではないので、体への負担が小さく、入院期間も1週間もかからない上に、成功率が9割くらいと高い...「これしかないんじゃないか」と自分で決めた。
それを緊急の現実問題と考えると、まず困ったのがこの「新しい治療法」はどこでもできるものじゃないという事実。
そして成功率9割とはいえ場所が心臓なので、ネットでの情報では「どこで誰に手術してもらうかが大事」ということがはっきりして来た。
そうなると、困った...医療関係のそうした情報に詳しい友人知人は今は全くいない。
かって親しくしていた人は居ても、今更余計な迷惑をかける訳にもいかない。
そこで苦肉の策として、ずっと続けているこうしたブログで「助け」を請う事にした。
...正直、ほとんど期待して居なかったブログでの助けだった。
ところが、驚くほどすぐに貴重な情報と詳しい説明を私に書いてくれた読者がいた。
ハンドルネームtakeさん...江戸川区カテーテルアブレーション手術を実際にしている医師の方で、私の住んでいる近所での優秀な名医といわれる方を紹介して頂いた。
カテーテルアブレーション手術の実際の情報も頂いたし、手術を受けることになったN先生に紹介のメールまでして頂いた。
(take先生とは昨年ゴルフのラウンドをご一緒したが、ゴルファーとしてもかなりの腕で遊び心もたっぷりの魅力的なお医者さんだった)
take先生には、本当にいくら感謝しても仕切れない...本当にありがとうございました。
それと、ネットというフェイクニュースの飛び交う虚空の世界に、こうした真実も多々あると言うことにも、感謝している。

手術は名医と評判のN先生によって5時間ほどかかったが、その後の経過は順調で現在まで問題なしとのこと。
手術から今までの検診中に、まず「ワーファリン」を飲まなくて良くなった...これによって10年以上食べることができなかった納豆が食べられるようになった。
そして次にやはりずっと飲んでいた不整脈の薬も飲まなくて良くなった。
気がつくと、今飲んでいるのは高血圧の薬2種類と中性脂肪を減らす薬、それに貼り薬の降圧剤だけ。
薬を飲むたびに「あれ、これだけだったっけ?」なんて思う。

これからの問題は、その高血圧と肥満...多分どちらも飲酒が原因なのだが...仕事後の晩酌の時間の楽しみは何物にも代え難く、毎日の己の快楽との戦いに常に負けている。

とりあえず、カテーテルアブレーションの治療は一段落。
あとの責任が、自己規制と誘惑に負けない自分の心にかかっているのが...かなり自信がない(笑)。