ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

ヒッコリーで「タコスケカップ」イン柴山GC

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本格的にヒッコリーでゴルフを楽しむラウンド・「第1回」は漫画家コンペ「タコスケカップ」で。
ウッドは新旧2本プラス手製フェアウェイウッド(ロフトのないヒッコリーウッドを自分で削ってロフトを付け、ソールに鉛を張ったもの)。
それにミッドアイアン・マッシー・マッシーニブリック・ニブリックの百年もの4本で回ることにした。
それにパター(ロングパター)を入れて8本。
自分ではこれで行けると判断。

結果はアイアンは完璧...正直最近のクラブでのラウンドよりも、パー3ホールはほぼ納得のいく形で乗ったし、150y未満ではオーバーやショートはあるもののすべて許容範囲だった。
まだそれぞれの飛距離を把握してないのに、「なんとなく」で選んで好結果が出た。

しかし、何本かあるものから選んだティーショット用百年もののヒッコリーウッドが問題だった。
この前の益子では、軽くポンポン打っていけば左に行くものが多かったけれどまず「使える」という感触だったので選んだのだが...
インスタートの最初からフックがかかりすぎる。
もちろんフルショットなんかはしないし、八分ショットを心がけてスイングするんだけれど、全てボールはフックして左サイドに...
この日は真夏のような暑さの快晴で、身体は日陰と水分を求めて悲鳴を上げる。
ジリジリと焼け付く日射しの下で、シャフトはグニャグニャと言うほど柔らかく感じ、タイミングが合ったと思ったボールは全て左に飛んで行く。
ボールを捕まえようと思うと、どうやって打ってもボールは左巻きが強くなり、修正が効かない。
それでもアイアンが良かったので16番まで4オーバー...それが17番では左を嫌がって右の林に打ち込みダボ、18番ではダブルパーと崩れて46。
ティーショットがフェアウェイに行ってくれてたら40くらいでは回れた感触だったのだが...
午後のアウトコースは、ティーショットがもうチーピンチーピンで収拾がつかなくなり、無理やりフェード.スライスを打とうとするとテンプラになるという悪循環。
パー3以外の全部のホールで1発のティーショットもフェアウェイに行かず「全失敗」という、記憶にもない「悪夢のような」ゴルフとなった。
アイアンは相変わらず良かったのに、ティーショットで6個もボールを無くしてなんと55!

このドライバーは、手に入れた当初はソールに大きなヒビがありネックも緩んでいたのを、自分で挿し直してエポキシで接着したり、ヒビもエポキシで埋めたりして使えるように手を入れたもので、愛着があったのだが...飛ばなくてもいいからある程度「狙いをつけたところに打ちたい」と言うゴルフでは使えないことが分かった。
シャフトがしなり過ぎるのだ。
普通のしなりの他にトウダウンも激しく、コントロールして右に打とうと思うとテンプラになってしまう。

幸い集めた中にまだ使えそうなウッドがあるので、もう少し硬いヒッコリーシャフトのクラブを次には使ってみようと思う。
たとえ150yでも、フェアウェイにさえあれば昨日のゴルフなら85くらいでは回れたはずだという手応えを感じている。

今日になってそのウッドを見てみると以前はなかった小さなヒビがソール全面に出来ていて、使っていると近い将来ショットによる影響でヘッドが破壊されてしまいそうな気がする。
これは多分修理不能で、「このクラブの寿命が来た」と言う事だろう。

ゴルフのスコアとしては全く上手くいかなかったけど、難しいと感じていたヒッコリーアイアンたちがほぼ上手く打てたのはすごい収穫だし、楽しみ。
自分の「ヒッコリーゴルフ」に伸びしろが見えたのは実に楽しい。


(糸巻ボールを6個もなくしたのは、ものすごく悲しい)