ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

誕生月記念ラウンドin東ノ宮cc

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ホームとしている栃木の東ノ宮ccは何回か経営が変わったけれど、今の所「メンバーの誕生月の前後一ヶ月本人実費のみ・同伴プレーヤーメンバーフィー」と言う「誕生月記念ラウンド」のサービスはまだ継続している。
以前ドリームマッチを続けていた時代だったら、「メンバーフィーになるからプレーしません?」と誘えば横浜の先からでも喜んでプレーに来たものだけど、今や平日のメンバーフィーなんてビジターと1000円しか違わない時代、東京から100キロ以上走ってこんな辺鄙なコースに来るものなんて居やし無い。

ただ、今の季節は自分の一番好きな「関東低山紅葉」が最も奇麗な時...夫婦+メンバー仲間兼キャンピングカー仲間のK氏と、17日に3人でラウンドして来た。
天気予報は「晴れで冷え込む」との事だったけれど、本当にコースに着いた時にはコース全面まるで雪が積もった様に真っ白!
写真の様に、スタート間際で霜が解け始めて来ても真冬の風景だった。

これで困ったのが使う道具。
自分ではヒッコリーでのラウンドのつもりだったけれど、もしコースが凍っていたら百年もののヒッコリーシャフトなんて一発で折れてしまう。
なので、天気予報を見た時に念のために積んでいた、ダイナミックスチールのRシャフトのついた黒トップを久しぶりに使う事にした。
念のためヒッコリーシャフトのクラブもカートに積んだが、前半(早朝8時前のスタートだった)は霜が解けているホール以外は全て黒トップを使った。
驚いたのは、久しぶりに使った黒トップが最近慣れて来たヒッコリークラブの様に振ると全く当たらない事。
ウッド類はチタンウッドもスチールウッドもヒッコリーウッドとあまり違和感無く使えるのに、古いダイナミックのRシャフトのついた黒トップはろくに当たらない。
「ゆっくり軽く」なんてイメージでウェッジを打っても殆どがトップボールになるし、ミドルアイアンは当たり損ねで右にフラフラ飛んで行ったり、引っかかって左に飛んで行く始末。
日当りの良いホールでヒッコリーで打つと普通に当たるし、100ヤード以内ならチャンスにつける事も出来るし距離間も合うのに、黒トップでは乗りもしない。
黒トップは前半終了間際の何ホールかで思い切り打ち込んでターフを取ると、それなりに飛んで方向も良くなった。
感じとしてはホールの芝を結構深く掘りまくれば、いい球になる感じ。
ヒッコリークラブでは打ち込むとシャフトが折れそうなので、ボールをなるべく拾う様な感覚で振っていたけど、黒トップでその感覚で打つと「打ち損じた嫌な打感」だけが手に残って、ボールは本当に情け無い飛び方にしかならない。

これは黒トップのスクープソールの所為では無く(ヒッコリークラブの方が鉄板一枚でバンスなんか全く無い)、この差はシャフトの所為だろう。
この古いダイナミックのスチールRシャフトでは、「シャフトの撓りに任せて」と言う感覚が全く持てない(ミズノのアイアンの方がまだ軽量スチールシャフトのためか「撓り」の感覚を感じられる)。

前半易しい「おばな」で黒トップ+現代兵器+現代ボールでボギーペースなのに、後半難しい「さつき」でヒッコリー+糸巻きボールで普通にボギーペース...これもワンピン以内のパットが入ればそれなりにいいスコアになる内容。


ちょっと考えを変える必要がありそうだ。
今後使うヒッコリー以外のクラブ(特にアイアン)は、黒トップではなく軽量スチールシャフトのミズノのアイアンの方にするべきだろう。
家にはもう1セット、カーボン「ファットシャフト」のアイアンセットがあるが、ヒッコリーの感覚を大事にして行くなら、こちらを使うのも「あり」かもしれない。

使える限りヒッコリーシャフトのクラブを使うつもりだが、芝の地面が凍る季節にはヒッコリークラブを使う事はしないつもりなので、この辺は悩む。
...今年のゴルフシーズンも、もうそんな時期になってしまった訳だ。

早いスタートだったので早めにラウンドが終わり、この旅の最大の楽しみ...まだ明るいうちに北関東の低山紅葉を楽しむ道をゆっくり走ることが出来た。
まっ黄色と真っ赤な紅葉が殆ど無い為に、茶色から赤茶色の地味なグラデーションではあるけれど、夕陽に照らされる低い山々は本当に繊細で美しい。
特に希望ヶ丘ccの横から雨巻山、岩瀬へと続く田舎道は、低山紅葉が息をのむ程美しく(派手ではないけど)自分のこの時期一番好きな道だ。