ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

大荒れの2017年「初打ち」 イン キャメルG&R  (2017年2月20日)

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17日の天気予報が「20度近くになる」と言うのを聞いて、「今年 初打ちにでも行くか?」なんて気持ちになっていた。

遠く長崎で始まる「長崎アートパーティー」の成功を願いながら参加出来ない寂しさもあって、気晴らしの種が必要とも感じていた。

そこに、昨年も何回かご一緒したホームでの友人「キャンピングカーゴルフ」のK氏から連絡...「17日、キャメルとったけどご一緒にいかが?」
天気予報ではその日は「春一番が吹いて風は強いが、気温は20度くらいになり温かい」一日になりそうだとか。
風が吹いても雨が降らずに温かいなら、今年の初打ちに行こうか...と言う事で参加決定。
心配は風よりも風に乗って飛び出す「花粉」の方なので、マスクや花粉症よけの眼鏡や目薬に鼻炎薬迄用意して、前日に道の駅「たまゆらの里おおたき」に。

キャメルゴルフ&リゾートは初めてのコースだけど、それほどトリッキーでもないとK氏が言うので、強風の天気予報は昨年暮れに掴みかけたかっての「パンチショットの切れ」の再確認が出来そうだったので好都合。

天気は予報通り青空も時折見えて日も出るけれど、低い雲がもの凄い勢いで流れて行くのは実にシュールで、あちこちに植えてあるソテツがひん曲がる程の突風が吹く。

しかし、ボールはかなり流されはするものの、昨年暮れの大原御宿での暴風程の強さでは無く、ゴルフは十分楽しめる。
課題のパンチショットはやや左目に行くものが多く、ここは修正が必要だがいい感じでフェースにくっつく感じがする。
うちの奥さんは、去年から全くクラブに触れてもいないのに、いきなりの今年一発目がビッグショットで口あんぐり...2打目でチョロが実力なんだけど。

そんな具合に風と遊びながら回って行った4ホール目だったか....不意に後ろから「ポツ!ポツ!」と音が...
「え?」と振り返った途端「ザア!」と大粒の雨が叩き付けて来た。
見れば、山の陰に何層もの波のごとく白い雨の帯が風の強弱に乗って繰り返し吹き付けて来る。
その白い帯が来る度に、バケツでぶっかけられた様な豪雨が身体やカートに吹き付ける。
大騒ぎでカートにカバーをしたり雨具を着込んだりで、ゴルフどころじゃなくなる。
強風に乗って吹き付けて来るので、カートを風上に向けてみんなでカートの中に非難して豪雨の通り過ぎるのを待つ。
雨具を持って来なかった我々夫婦はタオルで拭きながら、空を見上げる。
天気予報じゃ「雨が降る」なんて一言も書いてなかったのに...
その強い雨は低く速く流れる雲の、黒いヤツが来た時にいきなり吹き付けて来る。
それが通り過ぎると青空が出たり、風だけになったりと、1ホールのうちで何度も天気が切り替わる。
ただ枯れ芝にはあっという間に水がたまり、フェアウェイの状態は悪くなる。

午前中はそんな感じで天気に翻弄されながらも無事終了。
昼休みの間に天気は良い方に変わって晴れ間も出た。
が、そんな状態は長くは続かず、午後スタートして3ホール程でまた午前中の様な「嵐のゴルフ」。
ずぶ濡れになった奥方達は完全に戦意喪失して「寒い」「もうやめる」「ここで上がる」と言いだして、ハウスが近いと言う6番ホールをカートに乗ってやり過ごしてクラブハウスに引き上げ。
彼女達をカートで送った我々夫組は「雨が止んだから残り回ろうか?」で、二人で残り3ホールを消化。
後ろの組のご夫婦は「あれ?残りのお二人は?」「さっきのホールで上がりました」「ええ~いいなあ、私も上がりたかった~」なんて。

まあね...
オレにとっては昨年の打ち納めが信じられない程の強風で、グリーンのボールが何もしないのに風で吹き落とされる様なゴルフ。
今年の初打ちが、強風と豪雨のコンボなんて大荒れ天気ゴルフ。
春の嵐」が「一年中大嵐」にならなきゃいいけれどねえ...

どっちみち人生もゴルフも波瀾万丈が面白いかも。
ああ、今年も色々ありそうだ。