ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

腰痛にマッケンジー体操をお勧めする

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ゴルフを始めてから15年くらい経った頃か、パットを打とうとして酷いギックリ腰に襲われた。
腰が抜けたように痛み、前傾が出来なくなってスイングが出来なくなった。
それ以来、油断すると酷い腰痛に襲われるようになり、野望を持っていた競技ゴルフへの情熱も、クラブハンデを縮めて行くと言う欲も薄れて行った。
せっかく築き上げて行った自分なりのスイングも、同じように振る度に襲われる腰痛で替えざるを得なくなり、パットもその頃プロがやり始めたロングパターに替えることになった。
しかし、ゴルフで注意していても日常生活の、例えば顔を洗ったりちょっと腰を曲げて作業した時に「魔女の一撃」にやられる事も何度もあった...腰痛ベルトが効くと言えばそれを買い、優秀な整体の先生がいると言えば紹介してもらい、ゴルフにかける時間と金より腰痛の治療にかける時間と金の方が多いと言う情け無い状態が長く続いた。
色々と聞いて試した治療法も数知れない。

そんな中で、ブログの読者の方に教えて頂いたのが「マッケンジー体操」を試してみませんか?..と言う情報。
ネットで探してみると、この「マッケンジー体操」というのは公開されていて一人でも簡単に出来る方法だと判った。
あまり信用してはいなかったけど、朝起きる前にやれる簡単な方法なので試してみる事にした。

「効く」と言う事は、その病気や故障自体の存在を忘れがちになる事なんだと思う。
毎朝、一日も休まず(車中泊の時も朝の車内でやっている)これをやっていると、それ以前より腰痛の事を忘れている時間が圧倒的に多くなっている!
もちろん、長く続いた腰痛との戦いなので日々の生活でも又再発しないようにいつも気にかけてはいる。
例えば重いものを持つ時には膝を曲げて腰を立てるとか、ものを拾う時などに腰を急に曲げないとか、ゴルフ練習などに行った時に短いウェッジなどの練習で前傾を深くした構えを続けないとか、短いパターは極力使わないとか...
しかし、以前だったらラウンド後には腰痛が出る確率が50%はあったのに、最近は腰が張っている事を自覚する事はあっても「腰痛」までは行った事がない。
確かにゴルフでは「無茶振り」をしないとか、ハーフスイングをメインにするとかの腰痛対策を兼ねたスイング変更はしているものの、日常生活で腰痛の不安が凄く少なくなったのはこのマッケンジー体操(最近マッケンジーエクササイズと名称統一をしたそうだ)のおかげと感じている...なにしろ忙しくなると一日に12時間以上パソコンの前に座っている事もあるし、それでなくても日に7時間以上は毎日座りっ放しなんだから。

「痛みが治った」と言うのは、その効果が判りやすくはっきりと感じられる事だが、「痛みが出ない」と言う事は自覚し難い事ながら本当はもの凄く効果があるという事なんだと思う。
ともかく最近は(他の部署の怪我や痛みは自業自得とも言える)、「酷い腰痛でゴルフが出来ない」と言う事はないのだ...振り返るとこんな事は自分のゴルフライフの中では珍しい事。
多分、毎朝やっているマッケンジー体操が効いている(他に毎日2キロくらいは歩くようにはしているが)。

なので、腰痛持ちの人には騙されたと思って起床時のこの体操を試して欲しい...簡単だし時間もかからないが、1ヶ月もするときっと腰痛の事を忘れている時間が多くなると思う。

そうそう、注意点としてこの体操は「前傾時に腰が痛くなる人用」で、「腰を逸らした時に痛む人には逆効果」なんだそうで、それだけはご注意を。