ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

2015年全米オープン2日目

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凄いコースだねえ...
プレーするゴルファーのすぐ向こう側を、長い長い(笑)貨物列車がゆっくりゆっくりゴットンゴットン走って行く....あれじゃあ、かってにミスしたゴルファーがギャラリー達の小さな物音に対して、「お前の所為でミスした」なんて怖い顔で睨みつける醜い姿を見ないで済むわ(笑)。

まだ出来て8年、フェスキューを持って来てリンクス風に作り上げたゴルフの原点に似たコース。

...はいいんだけれど、あのグリーンのアップの映像を見ると「あれでいいのか?」なんて疑問が湧いてしまう。
まるでスズメノカタビラだらけの、しょっちゅう降水で水没する日本の荒れた安い河川敷コースみたいな映像...午後遅くの組になると、カップまで下り傾斜を転がるボールのアップ映像なんて、ガタガタ揺れて転がって行って思わぬ方向に弾んで曲るなんてのがよくわかる。
フェスキュー芝のグリーンと言うのはあれでいいのだろうか?

ゴルフの原点とも言えるコース造成は非常に面白いと思うけど....私は今の形式の「全米オープン」には向いてないと思う。
それは、マッチプレーの時代ならこんなに面白いコースは無いと思うが、数字を積み上げて行くテレビ放送用のスコア順の戦いにはちょっとアンフェアかと思うのだ...せっかくのナイスアプローチやスーパーショットがグリーンの芝の凸凹で拒否される。
まあ、偶然が結果に大きく作用するメジャーがあってもいいとは思うけど。

このコースでは最終ホールの最後のパットまで優勝は判らないゲームになりそうだし、その最後のパットが下りの50センチのパットであったら、いくらちゃんとパットしてもドラマが起きそうだ。

風が吹かなければD・ジョンソンやマキロイ、ステンソン、ホームズなどの飛ばし屋がスコアを伸ばし、吹けばJ・スピースやP・リード、M・クーチャー、スネデカーなどのテクニシャンがスコアを守る。
もちろんこういうコースでは、明日3日目の出来次第で予選通過の全員にチャンスがまだあると思う。

昨年のカイマーの独走優勝よりは、今年のこの難しいコースでの混戦状態の方がずっと楽しめる。
幸い、朝早く起きなくて済みそうな時間帯の中継なので、あと二日楽しませてもらおう。