ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

いよいよ明日から「マスターズ」

イメージ 1

と言っても我々が見られるのは、10日の朝からになるんだけどね。

まあ、テレビ用にメイキングし過ぎていると言う批判もあるんだけど、ブロードウェーの舞台のようにあるいはどこかのローカルな学芸会のように、でもいい....「春のお祭り」・「ゴルフの祭典」のマスターズなんだもの、華やかで晴れやかなのが一番だ。
たとえフェアウェイを歩いて靴の裏が緑色になったって、川の水が染料の色だって、お花畑が鉢植えの花だって、花に囲まれたマスターズになれば、観ているこちらもゴルフをしたくなるってもんだ。

どうせもう、出鱈目なロフトや道具やボールのおかげで、我々のゴルフの参考になんてまったくならない中継だけど、選ばれた人間達の色々な記録や因縁や希望や絶望がたった4日に凝縮されて、嫌も応もなくはっきりした勝者と敗者が決まるノンフィクションの人間ドラマが楽しめりゃそれでいい。

始まる前に話題になっているドラマは、まずはタイガーの復活?
...まるでアベレージゴルファーの様なアプローチイップスが、克服出来ているのか?
マキロイのキャリアグランドスラムが達成出来るか?
B・ワトソンの連覇は?
R・ファウラーやJ・スピースのメジャー初勝利は?
そして松山は?

我々の見る事の出来る中継が日本のテレビ局のしかないので、「松山ばっかり!」って事になるのが心配だが、1日目2日目の中継では懐かしいベテラン達のプレーが見たいし、3日目4日目はちゃんとした優勝争いが見たい。
(まあ、例年の様に松山のプレーばかりを録画で、くどいくらい繰り返し見せつけられることになるんだろうけど...)

全英オープンは、風が吹き雲が重い荒れた天気の試合を見たいが、マスターズは晴れ上がって風が吹き抜ける天気の試合を見たい。
12番のショートで番手が4番手5番手違うような、名手を悩ませる巻く風が吹いて欲しい。
ロングホールではその風が毎日吹く方向を変えて欲しい。

ソメイヨシノの桜は、昨日迄はもう終わりの花吹雪を見せていたけど、今日のみぞれまじりの雨で皆散ってしまうだろう。
しかし、まだ八重や枝垂や色の濃いピンクの桜の木は、つぼみを抱えてこの寒さに耐えている。
暖かい日が戻れば、ソメイヨシノ以外の桜をもう少し楽しめそうだ。

そういう日が来たら、俺も練習場に行くとしよう。
...マスターズが終われば、いよいよ自分の今年のゴルフシーズンがスタートする。