ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

春の珍事か...?

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昨日は飛ばし屋達とセントラルゴルフコースNEWコースに行って来た。
天気は最高、コースもトム・ワトソン設計でトリッキーさは全く無く、グリーンの状態も良く、予想していたよりずっといいコースだった。
ハウスの作りなどを見ても女性の人気があるだろう事は判る。

メンバーはN氏とM氏の300ヤードヒッターコンビに、N氏と同じ編集部のS氏。
このS氏とN氏...小柄ながらその腕の太さと上半身の筋肉の発達程度が半端ではなく、鳥かごの練習場で二人が練習している姿を離れた練習グリーンからM氏と二人で見ていて、「同じ人間とは思えない..」...他に練習している華奢な体型のゴルファー達の肩幅の2倍くらい大きい。
ただゴルフを始めて間もないS氏は、まだその有り余るパワーを全くボールに使う事が出来ていない。

この日のティーは白...それでなくても短いこのコースで白ティーでは、ドライバーを振り回す事が出来ないホールが多く、「飛ばしっこ」はお休みとしてそれぞれのドライバーを打ち比べてみたりアイアンを打比べてみたり。
N氏は新しくSLDRのドライバーを仕入れて来たがどうも上手く合わない様子。
私のMP425白マナXを使った方がずっと良い球が出る。
私は自分のMP425で打つと、チーピンではないものの左一直線が多く、OBが何発か。
そこでN氏とドライバーを交換する事にする。
私がSLDRを打ってみると、始めは力の入れ過ぎでテンプラが多かったが、普通にスイングするといい球が出だした。
...なにより、左巻きにはならない。

で、春の珍事と言うのが最終ホール。
380Yのホールだが、最後だと言うのでそれぞれ振り切ってみる...飛ばしっこだ。
ホールは平らで風はあまりない状態(フォローではなかった)。
私はN氏と交換したSLDR...午前中これを9度にしていたN氏が打っていて、どうも球が上がらない様子なので昼に10・5度に変更していた。
シャフトはアメリカ仕様のノーマルのS。
気持ち良く振り切る事だけ考えてスイング...いい手応えといい弾道...10・5度なのに自分として9度の弾道くらいな感じ。
続いてN氏が私のだったMPでフルショット...ちょっと上がり過ぎたが手応えは悪くなかったらしい。
続いてM氏がフルショット...ちょっと右に飛んで池にかかりそう...手応えは悪く無かったらしいが。

で、ボールのところに行ってみると...
何と残り80ヤードを切る場所に私のボール、N氏のボールは10ヤードくらい手前。
M氏のボールは右側に無く、池に入った様子。

私「...また君たちに勝てる日が来るとは思わなかったなあ...」
N氏「大叩き男さんの時代は終わったと持っていたのに...また負ける日が来るとは夢にも思わなかった」
M氏「.....(無言)」
S氏「うちのオヤジと同じくらいの年の人が僕より100ヤードも飛ぶなんて...」
「この組って、バケモンばっかりだ...」

ハハハ...勿論まぐれの大当たりだってことは知っているけどさ、2年以上前から彼等に勝つ事が無くなってた身には、「まだオレの時代は終わってなかったぞ!」って吠えたい気分さ(笑)。

なんだろうね、これって。
SLDRを使った誰もが飛ぶ訳じゃないってのは常識...ただ、自分にはこのクラブの全体重量の重さと、評判のロフトが偶然ピッタリはまったんだろう。
このクラブを使っていたN氏には、これが特別飛ぶクラブじゃなかったしM氏は「それは左右に曲がる」と言っていたし。
「どのクラブが自分に合うか」と言うのは、数値なんかじゃ判らない...本当にこうした偶然の出会いで変わってしまう事ってある...と言う事は誰にもそうしたオレの為だけの道具ってのがあるのかも知れないな...つまり、誰にでも道具との出会いで劇的に生まれ変わる可能性があるってことだ。
これって、凄く希望が広がる事じゃない?
...まあこれでオレはまた、彼等との飛ばし勝負が楽しみになったのはありがたい。

「曲げるゴルフ」は上手く行かなかった。
曲がりが少なくなってしまっている...フックは右から曲がり切らず、スライスは左から戻り切らず。
さらに無理に曲げに行くと、フックはダフり、スライスはトップのミスが多発する。
これは練習をして調整する必要がある...身体が曲がりを勝手に調節しようとしているみたいだ。

今は、近いうちにどこかでラウンドした気持ちが一杯だ(笑)。
春だなあ...