ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

Sカントリー倶楽部の飛ばしっこ

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なんて書いたものの、実はそれぞれが自分の新しいエースドライバーを決めるための、「試打」が目的だったんだけどね。
きっかけは、前回「自分には合わない」「打てそうも無い」と嫌がるM氏に無理矢理私のエースドライバーを打たせてしまったのがきっかけなんだけど。
これは失敗した(敵に塩を送った結果になってしまった)。
なんと私のエースだったクラブ(MP425、8・5度、白マナ75Xシャフト)で打ったボールは、若い飛ばし屋N氏や、私のいい当たりを軽くアウトドライブ...本人さえ「なんで?」という感触なのにキャリーで飛び越えた...それが二ホール続いたのだ。
私にとってはこのクラブは、体調が良い時にはベストで飛ぶクラブだったけど、今のように腰が痛いととても振り切れないクラブ。
本来、クラブや用具には詳しいM氏にとって「想定外のクラブ」なのに、彼の現在のベストな飛ぶクラブとなったそのドライバーは、その後彼の所に嫁入りする事となった。
少なくとも私の所にいるよりも、「幸せな飛ぶクラブ」でいられるだろう、と。

で、無くなった私のエースドライバーの代わりを、N氏とM氏で色々見繕ったクラブを持ち寄ってコースでの試打を兼ねたラウンドとなった次第。
用意したドライバーは、3人で計7本。
これを打ちたい人が打ちたいものを各ホール使ってみる。

練習場のように、同じ所から何度も打つのでは判らない「クラブとの相性」と「実際の飛距離」を確認して、私の次期エースが決まるはずだった。

...ところが、3人とも行った事が無いコースだった「Sカントリー倶楽部」は、ドライバーの試打には不向きなコースだった。
グリーンもそこそこ速く、レイアウトも奇麗なホールが続くが...ドライバーの打ち所が狭かったり見えなかったりするホールが殆ど。
インスタートで、10番で3人でロストが3球。
11番でロストが4球...
てな感じで、キャディーのつかないセルフでは、大丈夫だろうと思って打った所が殆どアウトなんて事が続く。
スコアをつけるのは諦めて...というより、「ボールがハーフ持つのか?」という不安を持ちながらも、3人はそれぞれボールを引っ叩く。

元ボート部で40代、背筋軽く340キロを超えるとか言うM氏は、地力があるのだろう...他のクラブでは吹き上がっていたボールが、私の元エースドラだと「チュド~ン!」という感じで、飛ぶようにも見えないのに何処までもゆっくりと飛んで行く。

対して、若き30代筋骨鍛えたN氏は、身長で劣る変わりにギリギリと捻り上げた強力な筋肉でゴールが潰れるくらいに「バッチこ~ン!」と引っ叩く。
ボールが潰されて低く出て行って空気を切り裂いて飛んで行く。
二人ともベストな当たりでは300ヤード前後を打っていた。

で、この大叩き男、だ。
腰が痛いのでかなりじっくりとストレッチして、ラウンド中も色々動かしてみたけど...
この二人にはとても届かない。
クラブのせいもあるけれど、あるホールで「これは行った!」という感触があったのに、行ってみると二人より飛んでなかったり...この時使ったクラブはもうこれで使うのはやめたけど(笑)。

M氏は、やっぱり私のエースドライバーが抜群に合っていて、他のクラブでは良い結果はでなかった。
N氏は、当初エースにと思っていたクラブでは満足する結果が出ず、古い奴や違うスペックをもう少し探す、という事に。
私は、ヒットした時の感触が良いヘッドはあったけれど、「シャフトが合っていない」との二人の意見で、後日シャフトを白マナの75Sで組み上げてもらう事にしてもらった。

...しかし、この二人は本当によく飛ぶ...
こんな20歳や30歳下の飛ばし自慢と勝負なんて、腰が治らなくちゃ無理だって(笑)。
その腰も、どうも長引きそうな感じが強いので、これからのゴルフはだましだましやるしか無いだろうなあ。

ただね、一発勝負なら自分の感覚通りに振り回せるドライバーさえあれば...
この二人が唖然とするような「一発」を打ってみせる自信は...あるんだけど。
やっぱり、年をとっても...男って馬鹿だよねえ(笑)。