ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

小名浜シーサイドホテル&ゴルフクラブに行って来た。

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ちょっと遠くの気になっているゴルフコースに、旅する気分で行く「旅ゴルフ」に久し振りに行って来た。
場所は小名浜シーサイドホテル&ゴルフクラブ
10年くらい前から気になっていたゴルフ場だ。
昔は小名浜スプリングスと言って、スプリングス系のゴルフコースの一つだったけれど、遠い割には安くなかったように覚えている。
売りは本州では珍しい「海越え」のホールや、ぺブルビーチをイメージすると言う海沿いの最終ホール。
本当に海に沿ったコースと言う事で、一度は行ってみたいとずっと思っていた。
しかし、やがて「コースは荒れている」とか「状態が悪すぎてつまらない」という声が聞こえるようになり、倒産したとかの噂も聞いた。
それがアコーディアが買い取って整備されたとかで、「また面白くなった」という声を聞いて今回の旅ゴルフとなった。

180キロ以上ある遠いコースなので、前夜早めに家を出て珍しく高速を使って近くの関本PAに。
近くに道の駅がないために、高速のパーキングでの車中泊となったが、場所が狭く大型トラックと離れられないためにトラックのアイドリングのエンジン音が大きくて、よく眠る事が出来なかった...勿論一人前夜祭はやったけど。

コースは海際に立つホテルがクラブハウスを兼ねていて、スタート口から見えるコースと海の全景は、快晴の天気のもと期待通りの美しさだった。
早めに着いたのでアウトのトップスタートに変更されて、山側の9ホールをスタート。
風が強めに吹いていて、海のそばでゴルフ遊びをするには最高の条件。
アウトコースは海から離れた側にあるので、海はグリーンやティーグランドから時折覗けるくらいだが、5番だか6番だかにある売店の展望台からは晴れ上がった空を映す青い海が見えた。

...が、あえて言えば、ホール幅が狭い。
普通のコースのホール幅の半分くらいだろうか...だから、ホールの真ん中まで隣からボールが飛んでくる。
そして、ボールの落ちどころが全く見えないホールも多い。
...当然、手持ちのボールは二ホールに一個ずつの割合で消えて行く。
OBになったものは多くはないのだが、無くなるのだ...フェアウェイ中央に打ったはずのボールが無くなる。
一回は隣から駆け込んで来た人が打って行ったものっぽい...一つは前の組の人が戻って来て打ったものが自分のボールだと思う...その辺はこのコースではしょっちゅうある出来事みたいなので、いちいち確かめるのも面倒になっていた(そのために前日にロストボールを10個買っておいた訳だし)。

幸いに、コースの人の計らいでスルーでインを回らせてくれる事になったので、そのまま残り9ホール。
このインコースは海側を回るので、ほぼ毎ホール海を見ながらのゴルフとなる。
これは楽しい...強風も吹いていて、ボールをあっちに曲げたりこっちに曲げたり...上手くいけば風を利用して1メートルにベタピン、風に逆らってワンピンにビタッと止める、残り250ヤードの打ち下ろしを追い風を利用して3アイアンでカラーに...等々。
そのかわり、失敗して海の藻くずと消えたボールも3個・4個(笑)。
実に楽しい。
名物ホールの16番海越えは、この時は...海の藻くず、打ち直しはベタピン。
最終の名物「ペブルビーチ」似のホールは、ティーグランドに立ったとたん「狭!!」。

昼食後、ワンハンやる事にして「インをもう一回やらせて下さい」。

面白かった...天気が良かったために、海の青さが半端なく奇麗で、おまけに遠くにある台風の影響か波が荒いのがまた美しい。
夏の間仕事が忙しくて海に一度も行けなかったので、久し振りに奇麗な青い海を堪能できた。
おまけに風と一緒に球遊びを出来たのだから、もう何も文句はない。

ワンハンめのインコース、名物ショートはバックティーから3メートルにワンオン。
18番は、ティーショットが風に煽られて海の藻くずに...笑うしかない。

コースの印象は、スケールとしてはペブルビーチを10分の一にしたような感じ...やはり狭さと短さが、スコアを作ろうとするゴルファーには厳しい評価となるだろう。
でも、海の景色を見ながら風と遊ぶ事の出来るゴルファ-なら、普段のゴルフと違う楽しみを楽しむ事が出来ると思う。

コースがどうとか言うより、海とコースの組み合わせを楽しめればそれで十分なんじゃないのか、と。
はじめはスコアをつけようとしていたうちの奥さんも、途中からそんな事は忘れて、海とコースの組み合わせの景色を楽しむ事に専念していたようだ。
悪いショットはすぐに忘れて、印象的なホールのショットだけをお土産にする、と。

あ、もしこれから行きたいという人がいるなら、無くしても良いボールを多めに持って行った方が楽しめる...ボール探しをするのも危険が伴うから、変な所へ行ったボールは捨ててしまうようにして。