ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

2013年10月の旅ゴルフ...2日目

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「海」を十分楽しんだ小名浜オーシャンホテル&ゴルフコースをあとにして、二日目の「山」を楽しむ為に奥久慈方面に向かう。
次の日はずっと以前から評判を聞いていてまわってみたかった「鷹彦スリーカントリー」。
コースに行くのに便利な道の駅「さとみ」にて車中泊(勿論一人宴会付き)。

翌朝、目をさますと残念ながら細かい雨が降っている。
近くのコンビニで朝食を取ってからコースに向かうが、途中雨が少し強くなった時には風邪気味の奥さんの事もありキャンセルも考えた。
とりあえずコースまで行ってから、受付でこの日の天気予報を教えてもらうと「雨は9時頃までで、あとは天気が良くなるそうです」とのこと。
駐車場に向かう途中のコースの風景は本当に広々としていて、大小のうねりが朝霧に浮かんで幻想的かつダイナミックな印象で...プレー出来る事が嬉しくなった。

インスタートでスタート時には霧雨が降り、12番くらいまではパラパラと雨に振られたが以後はウェットな芝の状態ながらゴルフするには最高の天気になって来た...というより暑くなって来た。

コースは本当に広くて雄大...昨日プレーしたコースの3倍くらいある様に感じるホール幅。
OB杭は全く見当たらず、フェアウェイを外すと粘り強いラフと絶妙のアンジュレーションがショットを複雑にさせる。
...面白い!
広くトリッキーな所が全くないのに、ショットごとに「こう打ったらどうか?」「ああいう球筋の方が良いか?」「手前より奥の方が良いのか?」なんて、「見える状態」のボールとホールの攻略手段を考えるのが面白い。
基本的に距離が出る方が有利な感じは、ジャンボの好みか。

山の上なのに、まるでリンクスでゴルフをしている様な気になるのは、あのピート・ダイの新西山荘にも似た感じだ...グリーン周りの厳しさはあまり感じないけど。
グリーンはまだエアレーションの穴が埋まり切っておらず、転がりはイマイチだったけど...グリーンがベストな状態ならなお一層楽しかっただろう。

少し期待していた関東の低山紅葉にはまだ早く、時折日がさす様になった午後、ほんのりと色が変わり始めたのが判るくらいだった。

前はずっとカップルが続いていて、午前中のインコースは詰まる事も全く無く2時間くらいでまわった。
昼にはサプライズがあって、この日はなんでも「ふーふのひ」とかで、ソフトドリンクとケーキのセットがサービスでついた。
写真の様に、女性だけでなく男性にもケーキがつくのは笑ってしまった...昼食後に(ダイエットに気をつけているのに)ケーキを食べたりして...もう気持ち悪いくらい腹一杯。
奥さんは大喜びで、「ここ気持ちいいコースだからまた来ようよ」。

午後のアウトは天気は良くなったが、2~3ホールで前が詰まって待ち待ちの進行になった。
午前中は追い付かれなかった後ろの4人組は、大きな声で笑いながらラウンドしている。
「楽しそうだなあ」
「年とってあんな風に楽しい仲間がいたら良いねえ」
なんて会話をしながら、後ろの組を見ていたりした。

この日は白ティーからプレーしたが(小名浜はバックティー)、なにしろホールが広く感じて今実験中の色々な打ち方を試してミスしてもボールが無くならない。
とうとうラウンド中ボール一個ですませてしまった程...小名浜では13個ロストしたのに。
だからスコアも悪くなるはずも無く(スコアをつけてはいなかったが40前後でまわれたはず)。
ただし、このコースのチャンピオンティーは白ティーより50ヤードくらい後ろ。
ここからやったら、スコアがどうこうより身体を使い過ぎて腰痛がひどくなってギブアップするのが目に見えている。
飛ばし自慢のゴルファーには挑戦する価値十分だろう。

そんな風にまわっていて、あの7番のうち込みだった。
「フォアー!」と声をかけているんだから、打った本人は危ないと思ったのは確かだろう。
なのになぜ「すみません」と言えないのかが判らない。
やはり意図的打ち込みとしか思えないのだ...だから8番のティーグランドで見ていた前の組の人が「打ち込まれましたね」と心配して声をかけてくれたのだし。

その後は(抗議したあと)、頭に血が上ってゴルフにならなかった。
ラウンドあがって、キャディーマスター室で「後ろの組は常連さんでしょ? 打ち込まれたから注意しておいて」と声をかけた。
「すみません」
「申し訳ありません」と謝ってくれて、組み合わせ表で確かめて「え!?」と絶句してしまった。
まあ、この話はこれ以上するのはやめます。

コースは評判通りに雄大でフェアで、ここなら自分のゴルフの長所を伸ばすには最適なコースという気がする。
何よりトリッキーな所が無く、ホールが見えるので自分のしようとするスイングや球筋の結果を確認するのに文句無いコース。
これで強い風が吹いたら...想像するだけで楽しくなる。
それでもボールは無くならず、自分の失敗の処理をするのにもゴルフ頭を最高に使う。
何かでスイングが萎縮してしまった人にも、ここでのラウンドはリハビリになるはず。

コースならびに従業員の方々には、本当に素晴らしい対応をして頂いた。
コースを貶める意図は全く無く、むしろコースの良さは評判以上と確認した事ははっきり書いておきます。

この日はワンハンやる気は無くなったので、早めに風呂を浴びて近くの袋田の滝を見物する事にした。
まだ紅葉には早過ぎたし、気温が暑くなり過ぎたので滝見物はイマイチだった。
替わりに滝近くの店で「子持ち鮎」の塩焼きを食べる...これが大当たりで、最近記憶に無い「美味い」焼き鮎!
運転があるのでビールが飲めず、せめて..と「ノンアルコールビールを!」。
汗びっしょりの身体には、最高にうまい鮎の塩焼きに(不味い)ノンアルコールビルでも心の底から「あ~~~美味い!」との声が出た...

この近辺に今度来るのは10月下旬の方が良さそうだ。