ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

アイアンの顔

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先日のパーシモンマスターズ。
「パーシモンを打つ」という他に、「クラシックなアイアン」を使ってみるという「場」でもあった。
スコアよりもクラシックなゴルフを楽しむのを優先する、というところが気に入っている。

今回は体調管理に失敗して、酷い腰痛と、風邪の引きはじめと、花粉症の三重苦となってしまって残念なことになってしまったけど、一応ウィルソンのダイナパワー65年(の多分復刻版)を使ってみた。

このクラブは、昔「ウッドはマグレガー、アイアンはスポルディング」と言われた時代に、もう一つのアイアンの名器として人気があったもの。
一番人気があったのは69年ダイナパワー、次がこの65年ダイナパワーで、一度は使ってみたいと思っていたもの。

ただ...顔の形としては自分の好みではないアイアンだ。
トウが尖っていて、フェースのラインのある部分はややトウよりについている。
構えるといかにもボールがつかまりそうで、自然にドローボールを打つイメージになる(ライ角がややアップライトなせいもある)。
実際にラウンドでも腰の痛みで満足なスイングは数える程だったけれど、ショートホールのティーショットやセカンドショットで、何発か実にいいドローボールを打つことが出来た。
その代わりに(腰が痛くて腰を押し込めなかったためもあるけど)、フェードボール、スライスボールを上手く打てない...曲げたつもりが真っすぐに行ってしまう。
もう一つ...スコアリングラインの左右に飾りのドットが彫り込んであるのも、構えるとうるさく感じてダメだった。

このアイアンは加藤プロが気に入ったらしく、ラウンド後のオークションに出品したら即落札してくれた。
チャリティー用にもう一つ、本間の10本アイアンセットを出品して、その代わりに出品されていたYASOさんのベン・ホーガン プラス1を落札した。
このアイアンは、以前腕が上がって行った頃に使っていた「ベン・ホーガン ディケイド」にバックフェースが似ていて、欲しかったアイアン。
このベン・ホーガンアイアンの顔は、ダイナパワーとは正反対でトウが丸みを帯びていて、ヒール側のフェースの幅が厚い。
ダイナパワーがヒール側を狭くして、ボールがトウで捕まりやすいイメージなのに対して、ベン・ホーガンはヒール側でボールを捉まえて行くイメージ。
いかにもフェードを打とうとしていたベン・ホーガンの作ったアイアン、という気がする。
フェースもすっきりとしていて好みの顔。

そこで、最近自分の使っているクリーブランドのTA-3や、スポルディングの黒トップと比べてみると、ベン.ホーガンのアイアンのヒールよりが幅があること以外はよく似た顔。
「トウが丸みを帯びていて、フェースはすっきりしていて、グースがきつくなく、フェードボールを打ちやすいイメージ」...これが自分の好みの顔らしい。

このベン・ホーガン、グリップが固いコード入りグリップなので、そのうちに柔らかいグリップに換えてから楽しむつもり。

この調子じゃあ、俺がポケットキャビティーを使う時なんか死ぬ迄無いなあ...