ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

ロイヤルトロフィー2011

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前回に比べて、なんだか興味が湧かずにダイジェストでしか見なかった。

年をとるごとに、プロの試合というものに興味が薄れて来ているのかもしれないなあ。
「そんなことより自分のゴルフを楽しむ事の方が、ずっと遥かに面白い」なんて。

それはともかく、今やアメリカを凌ぐレベルの実力と賞金で勢いのあるヨーロッパツアーに対して、アジアのレベルはまだまだ低いことを、認めなくちゃあいけない結果だったなあ。
特に日本からは「若手三羽烏」と言われる、石川、池田、薗田の3人が出場していたのに...
ヨーロッパ勢は、若手やあまり知られていない選手ばかりだったんだけど。

この「ロイヤルトロフィー」は、アメリカ対ヨーロッパの対抗戦「ライダーカップ」に対して、アジア対ヨーロッパの対抗戦としてもっとメジャーになろうとしている試合だけど、どうしてもアジアンツアーはヨーロピアンツアーに対して格下のイメージが強いので、勝ち続けなければいけない試合だった。
ヨーロピアンツアーからは、実力的に格上の余裕があるために一線級の有名選手はやって来ない。
それに対してアジア勢は、ともかく前年に勢いのあった選手を選んで対抗している。
もしこの試合でアジア勢が2連勝、3連勝すれば、さすがにヨーロッパも本気になって一線級の選手を選んで、目の色を変えて勝ちにくる...そうなれば、この試合も「ライダーカップ」に匹敵するツアーの対抗戦となって、もっともっと注目を浴びるはず、なんだけど...

今回、最終日のシングル戦でアジア勢が1勝も出来なかったということが、絶望的な結果...ひょっとすると近いうちにこの試合は、「開催する意味がない」と消滅するかもしれない、という気がする。
こういう試合は、最終日のシングルの総当たり戦以外はお遊び的な要素が強くて、本当の実力はシングル戦に出るもの。
それに、日本の勢いのある3人プラス、賞金王までが全敗ということになると...アジアンツアーは格下ツアーとして、ヨーロッパツアーに吸収されるか消滅してしまうかもしれないなあ。

石川、池田、薗田の若手3人は、そんな世界のレベルを思い知るべきだろう。
そして、これが今年の初戦で良かったと思うべき。
これから、今年チャンスを得たメジャーへの挑戦が始まる。
もう一度、このロイヤルトロフィーでそれほど有名じゃないヨーロッパ選手達に、「軽く一蹴された」事実を噛みしめて、気持ちを引き締めて欲しい...「世界は甘くはない」、と。

さて、次にトーナメントに注目するのは、花の盛りの「マスターズ」。
それまでは、寒さと花粉症をなんとか凌ぎながら、自分のドタバタゴルフを力一杯楽しむとしましょうか。