ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

緊張してると感じたら...

イメージ 1

「緊張してると感じたら、まずグリップの力を抜け」...ボビー・ロック。

「緊張してる」と感じること...言い換えれば「あがっている」「力が入っている」「足が震えている」なんて状態...つまり自分が「普通の状態」じゃないって感じる時全てだろう。
こんな時にゴルファーは知らず知らずのうちに、グリップに力が入ってしまう。
これはプロまで含めて、全てのゴルファーに当てはまる状態だと思う。

そうなるとどうなるか。

腕の前側の筋肉に力が入り、スムーズなバックスイングがし難くなり、肩の筋肉にも影響が出て十分な捻転も難しくなり、ぎこちないトップから肩と腕に力が入ったままのダウンスイングが始まり、ヘッドは走らず、外から入りやすくなり、ボールもろくに飛ばずに曲がりやすい球筋となる。
特に一昔前のグリップ...「右手の親指と人差し指を締めて、その作るVの字が右肩を指す」なんてやり方をしていると、ますます前腕の筋肉に力が入って動きがぎくしゃくしてくる。
(...以前はこの「親指と人差し指を締めろ」とうるさく言っていたプロも、今は「出来るだけ緩めた方がいい」と言うようになっている。)

ゴルフ場に住む魔女は、様々な機会を捉えては常にプレッシャーをかけて無駄な力を入れさせようとする。
景色であれ、スコアであれ、同伴競技者であれ、直前の大叩きであれ、やっと取ったバーディーでさえプレッシャーの元になる。

じゃあ、どうしたらいいか。
気がついたら意識してグリップの力を緩めればいい。
クラブを握っている手の力を抜く。

どうしてもうまく力が抜けないような時には、右手の親指と人差し指を伸ばしてグリップさせないで振ってみるといい。
ジョン・デイリーなんかは、右手と親指と人差し指を緩く伸ばしたままであの飛距離を出している。
この2本の指はスイングにそんなに関係ないって訳だ。
つまり、力の入りやすいこの2本の指がグリップの力の入り過ぎ(力の入り過ぎたスイング)の元となっているんだから、意識してこの2本を使わないようにしたらグリップに力は入らない...って訳。

「ん? 普通の自分じゃない」と感じたら
まず意識してグリップの力(右手の親指と人差し指の力)を緩めてみることだ...全身の力は抜けないからね、グリップだけでいいから(笑)。