ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

今週は...

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今週は、「花の盛り」のマスターズ。

金曜日の朝の5時になって、あのカントリー&ウェスタン調の「spring time in the valley~」の歌が聞こえ出すと、毎年「ああ、ゴルフシーズンが始まるなあ...」なんて、しみじみ感じる。
ゴルフを始めた30代の中頃には、なんとなくいつかはこの「オーガスタ・ナショナルゴルフクラブ」で、自分がプレーできるような気がしていたのが不思議だ。
...今ではそんなことは夢のまた夢...どころか不可能に決まっていることなんだけど。

他の「メジャー」の大会と違って、このマスターズだけは華やかな「ゴルフの祭典」という気がする。
純粋な「技を競う競技」ではなくて、ゴルフを楽しむ全てのゴルファーの究極の「晴れ舞台」なんだと。
プロの力のある者、華のある者、アマチュアのチャンピオン達、そして招待された者達。
花咲乱れるコースに、自分のプレーする姿を重ねたことの無いゴルファーなんていないだろう。
...いくらゴルフ界を斜めに見ていても、どこか心が浮き立つような4日間の祭りが、今週開かれる。

もちろん、川の水の色は染料を流してつけている。
花は無理矢理この時期に咲くように調整し、間に合わなければ持ってくる。
フェアウェイだって色を染めている。
...等々、文句をつける人もいるだろうけれど、それも含めて「祭りの準備」なんだろう。
春の祭り、始まりの祭りなんだから、華やかで夢と希望に満ちていなくちゃつまらないもの。
自分の感覚では、本当のゴルフシーズンというのは、この華やかな春のマスターズから、7月の荒涼とした風景の中で開かれる全英オープンまで、という気がする。
マスターズの前の試合は全て、「祭りの準備」、全英オープンの後の試合には、「祭りの後」の寂しさがつきまとう。

さて、今年の夢のマスターズ。
これに憧れて憧れて、10代の頃からの夢を叶えた今田竜二と、ラッキーな石川遼

金曜日の朝が楽しみだ。