ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

「花のマスターズ」2022年 最終日

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う〜ん、歳をとったのかな。
マスターズの「勝負」は、最近絶好調で今年3勝して現在世界ランク1位...と聞いてはいたけど、スコッティ・シェフラーという25歳だというのにどうにも「おっさん臭い」、上手いけど興味が湧かないゴルファーだ。
生まれたのが1996年というから、つい先日...だ、俺的には。

こういうゴルファーが勝つんだから、タイガーが「超ベテラン」で「伝説上のゴルファー」で、既に「額縁に入ったレジェンド」だと言われるのもしょうがないのか...
俺はそのタイガーがプロデビューした時から見ていたせいか、タイガーと言ったら「バリバリ若手の体制破壊者」「傲慢無礼な挑戦者」であって、いつまでも「若い」印象が消えて無くならない。

そのタイガーは、今年46歳...改めて考えると、もう4年でシニアツアーに参加できる年齢なんだ!
時間は過ぎたし、歳はとったんだ...しかし、最終日にいつもの赤と黒の服装でフェアウェイを歩くタイガーの姿は、実にこの「マスターズ」に似合う。
カプルスが予選で去った後は、このタイガーとリー・ウェストウッドらのベテランのゴルフが気になったが...タイガー以外はテレビに映らず。

優勝争いは、前日に俺は「このシェフラーのゴルフは絶対に最終日に崩れる」なんて予想を書きそうになったが...書かないで良かった。
あのスイングで崩れないなんて、今年に入ってから本当にゾーンに入っているんだと思う。

マキロイ...「流石にマキロイ」なんて褒める前に、この爆発力があるんなら前半のグズグズをなんとかしろよ...いつまでも若くはいられないんだぞ。
「どうせ近いうちに取れるさ」なんて思っているうちに、すぐに「彼の時」は通り過ぎてしまって、その力は二度と戻って来なくなる。
「メジャーがあと一つ取れれば」で終わってしまった名ゴルファーって、結構多いんだぞ。


全英オープンに勝てば、世界のゴルフ史に永久に残る。
全米オープンに勝てば、その時代最強のゴルファーとして名を残せる。

しかし、マスターズに勝てば、ゴルフをプレー出来なくなるまで「世界一幸せなゴルファー」で居ることが出来る。

全てのゴルファーの夢、2022年のマスターズのお祭りは、これで終わり。