ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

一本歯下駄はまだ夢を見ている

1代目の一本歯下駄は、差し歯を変えたりしてももうすっかり磨り減り・緩み・全てがガタガタとなりすっかり寿命となっていた。
そこで去年2代目の一本歯下駄を注文して、今度のものには滑り止め・摩耗止め・騒音止めゴム底を余分に注文し、まずは俺の生きている間は十分に持つであろう用意を整えていた。

そこに坐骨神経痛から始まって、怒涛のようにジジーイジメの老年故障が続いて、すっかり一本歯下駄を履く機会が無くなった...そのため、せっかくパンパンに筋肉が張っていた俺自慢のふくらはぎは、今じゃ半分程度の太さに成り下がり、一本歯下駄でのふらつきをふんばり耐える自信も無くなった。

ゴルフにも十分役に立つと思って始めた一本歯下駄だが、まずは普通に歩く事から始めなくちゃ話にならない。
まだ世間には花粉が舞い、雪が降ったり氷が張ったり...一本歯下駄の登場はまだまだ先になるだろう。

でも、一本歯下駄で歩こうなんて気持ちになったら、俺のゴルフ復活も近いはず。

下駄箱の奥に静かに置かれている一本歯下駄に、ヒッコリーゴルフも俺の人生も重なってくる,,,その時には、旨い酒も美味い肴もきっと感じられる俺に戻っているハズさ、と老い楽のジジーは夢を見る。