ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

ハードディスクがお先に終活始めやがった!

 

最近、時々「カリカリ」って音がすることはあった。
がしかし、今日突然カリカリ音が酷くなって止まっちまうとは思ってなかった。
後は接続し直しても再起動しても、ああしたりこうしたり、思いつく限りの(ネットで調べながらも含めて)治療を繰り返しても応答無し、ついには昭和の伝統的故障治し方の「殴る蹴る」もダメだったし、分解してみたらもう全面的にお手上げ...当然燃えないゴミに御成りになった。

 

まあ、所詮機械なんだからどいつもいつかは壊れるとは思っていたが、壊れたのは普段使っているハードディスクのバックアップ用の容量の大きなディスク。
バックアップ用だから普段の仕事のバックアップと、あまり使わない・見ないデータとか、とりあえず入れておくデータが結構大量に入っていた。
結構焦って今使えているハードディスク二つをチェックしてみると、思ったよりいろんなデータが消失したようだ。
その中には家族の写真などや取材の写真、今までやった仕事のイラストデータ、仕事の合間に集まった珍しいデータや秘密のHなデータ(笑)...等々。

 

何しろバックアップ用の最後の押入れみたいな感じだったから、どんどん溜め込んで自分でも意外なほど入っていたデータ量は多かった気がする...が、綺麗さっぱりその全てが虚空に消えた。
アナログなら紙に残っているものが、デジタルものはこうなると本当にな〜んにも残らない。

本当は大事な大事なデータもあった筈だと思うが、「もう、どうにもしょうがない」が真実で、消えたばっかりなのにいっそ諦めの気持ちも強いのに驚く。
なんか、俺が自分でやり始めなくちゃいけない「終活」を、勝手にハードディスクが始めちまったような気がする。

今の俺の周りは、捨てなくちゃいけないものが大量にあるのは十分わかっているのに、そんなものにお金的に価値のあるものは非常に少なく、ほとんどが「俺の価値観のみで存在し続けているただのゴミ」という状態。
今俺が死んじまうと大変な手間が残ってしまうので、来年は早々から終活・断捨離を始めよう。

 

今回、まずは「ハードディスク3」の奴が、身を以て俺にそのやり方を示してくれたんだから。