ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

骨髄異形成症候群...なんだそうな

 

骨髄異形成症候群というのは、簡単にいうと「前・白血病状態」の事らしい。
そして、これが悪化して急性骨髄性白血病となれば余命は数ヶ月、このまま行っても余命は5年くらいとか言われている(稀に10年生きる人もいるらしい)。
この病気になる原因の主なものは「老化」とか言われていて、はっきりとした事はわかっていないんだとか,,,と言うことは年をとった誰もがこの病気になる可能性が高い訳で、「この俺の体験が同年輩の方々の参考になれば」とこれを書き残すことにした。


まず、白血病の治療法で有名な「造血幹細胞移植」と言うのは、主に年齢55歳くらいまでの患者用で、70歳を過ぎた俺達には関係無いと言う事を知っておく必要がある(自分は出来てもするつもりはない)。
ただ、完治が望める治療法はこれだけなので、我々の年代は他の化学療法や支持療法を受ける事になる。
(治療法は毎年進歩しているそうで、今後はこちらの方法でも完治できる日が来るのかもしれない)

と言う訳で、今現在は客観的に見て「詰み」っちゃあ詰みなんだけど、考えてみれば5年生きれば俺は79歳で現在の男性の平均寿命に達する...とすると、「なんだ普通じゃないか」って気がつく。


今の所はCTも染色体検査も異常無し、願うのはヘモグロビン値が今の6代から13くらいになって、少しでも造血機能が戻る事。

3回の輸血を受けた後の今の状態は、まだ少し歩くと酷い息切れがして、なんとなくのダルさがつらいが、輸血前よりはマシになっている(と思いたい)。
まだ毎週の採血結果に目立ったヘモグロビン値の上昇や血液関係の数字の好転はなく、輸血の効果が現れるのをじっと待っている。


せっかく涼しくなったこの季節なのに、まだ「歩く事」が息切れで困難というのは今シーズンは無理か...(少しでも状態が良くなれば、本人はやるつもりなんだけどね)


それでも,,,そろそろ、ヒッコリーの始末も含めて「終活」を始めなくちゃいけないんだろうなあ。