ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

旅ネコ柚との夏の旅

イメージ 1

火・水と酷暑の関東平野から逃げ出して、1000メートルを越える高所へと避暑の旅をして来た。
勿論、うちの旅ネコ柚も一緒だったけど...記憶力の無い柚にはまたまた驚きの体験だったらしく、最初のうちは尻尾を丸めて椅子の下や布団の間に逃げ込んで小さくなっていた。
それでもすぐに慣れて普通に寝るようになったけど、後席の娘の足にピッタリくっついて離れないので娘が「暑い暑い」と悲鳴を上げていた。

目的地は日光。
車中泊地は、夜間には寒いくらい温度が下がる戦場ヶ原の駐車場。
楽しみは、一日一回は入りたい源泉かけ流しの温泉と、二日目に大笹牧場でのジンギスカンや和牛の焼き肉定食。
今回長女は仕事の関係で行けず、次女が一緒の三人と一匹旅だが、次女の一番の望みは牧場で色々な動物とふれあう事。

そんな要素を入れての二日間の行き当たりばったりの旅。
出発は火曜日の9時頃、久しぶりの高速を使って日光へ...いろは坂を上る前に日光市内で昼食や夕飯や酒の摘みを買い込む。(前回はいろは坂を上ってから中禅寺湖周りを探したけれど、上にはコンビニは一軒も無い事が判ったから)。
お土産屋の食事に美味しいものは殆ど無く、値段も高いのは知っているのでこんな準備が...

まず最初の目的地は竜頭ノ滝の滝見茶屋の団子....これは娘も奥さんも大好物で、特に奥さんが食べたい食べたいとうるさかった。
そこで一服してから立木観音駐車場に行き、天気が良かったので中禅寺湖一週の遊覧船に。
セーターを着なければ寒いくらいの気温は、それまでの体温越えの死にそうな暑さに比べるとまさに別世界。

そしてのんびりした後、本当は滝見茶屋下の日帰り温泉施設「憩いの湯」に入るつもりだったけど...この時期は空いていると思って来たこの日光...実は大変な林間学校のシーズンだった!
行きから何台も連なるバスが多いな、とは思っていたが...そこら中にいる沢山のバスがほとんど全部都内の小・中学生らしき団体のもの。
観光名所は勿論、遊覧船や遊歩道も先生を先頭にゾロゾロ歩く子供達の群れで一杯で、その甲高い歓声に囲まれて落ち着けやしない。
そして、日帰り温泉でさえ、「すみません、今日は子供達に貸し切りなんです。」だって!

しかし子供達のこない所、と言う事で「日帰り入浴できる旅館とホテル」のリストの中から偶然探した「湯元ヒルサイドイン」という小さなホテルは正解だった。
入浴だけで一人800円ではあったが、源泉が隣にあると言う事で白濁した硫黄分の強い温泉がかけ流しになっていて、大きくはない内湯と露天風呂がのんびり湯を楽しむには最適だった。
1時間以上のんびりと湯を楽しんだ後、散歩して時間をつぶしてから赤沼の駐車場に入って車中で宴会。
普通の生活に比べるとまだまだ速すぎる時間だったけど、満天の星を楽しんだ後...寝る。

翌日は簡単におにぎりで朝食をとった後、いろは坂を下りて霧降の滝などに寄り道しながら大笹牧場へ。
ここは娘の「どうしても動物に触れたい」という希望と、名物のジンギスカンと牛の焼き肉定食を食べるのが目的...ゆっくりと時間を過ごすつもり。
(しかし、この羊の肉はオーストラリア産、牛カルビはアメリカ産、というのがどうもね..)
それにソーセージと野菜を追加して、腹一杯になったら私はのんびり昼寝タイム...娘らは色々な動物を触りに動く。

かなりの時間を過ごした後、湯西川の道の駅に行ってその2階の日帰り温泉に。
ここは大人510円で安いけれど、温泉は透明なアルカリ泉。
半露天もあり、休憩室もあるのでそれなりにのんびり出来る。
しかし、個人的には前の日に白濁して硫黄臭の強い湯元温泉に入っていたので、そちらの方が温泉らしく好きだなあ...そっちの方が何か身体に良い様な気がするし....

ゆっくり休んでから、下道をあちこち寄り道しながら帰宅。
やっぱり...下界は暑い!
こんな暑さでゴルフはとても無理と思うけど、あの日光くらいの高度がある場所なら涼しく出来そうなので、8月に入ったらラウンドも考えてみる...多分左手の指も温泉で少しは良くなったと思うし(あれっぽっちじゃ、無理か...笑)