ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

リハビリになんねえや...死にかけた(笑)

 

最低気温は16度くらい、最高気温は25度行ったかどうか...涼しい風も吹いて、ゴルフ遊びをするには最高の天気だった。

一昨日天気予報を見てから、急遽イーグルレイクのオープンコンペの一人参加に申し込んだ...8時ちょっと過ぎのINスタート。
そろそろ現代クラブでのゴルフを卒業してヒッコリー遊びをしたいので、「リハビリゴルフ」の仕上げにするつもりには、このINコースはちょうど良いと思っていた。
ちょっと慣れてきた現代クラブなら、問題なくボギーペースは切れるだろう...そうしたら未練なくヒッコリー遊びに専念出来る、てのが取らぬ狸の皮算用・机上の空論・根拠なきお調子者のカラ自信だった(笑)。

同伴の方々は50代が一人に60代がお二人なので、白ティー使用でスタート。
10番が左OBを嫌がってスライスで行ったら、曲がりすぎて右OB...何やってんだか、で6。
問題は次の11番...やはり左がOBの打ち下ろしなのでスライス目に行こうとして、曲がりすぎて右の山の上。
カート道は左なのでクラブを担いで山登りして、残り100ヤードに。
この時右の山から一旦低いフェアウェイに下りて、そこからずっと上りのフェアウェイをひたすら登って行く。
カートに乗りたかったが、カート道はフェアウェイの向こう側でおまけに他の3人のボールのところに行ってしまっているので、クラブを持ちながらキツイ山道を歩いて上るしかなかった。
やっと残り100ヤードの第3打地点に着いた時には、自分でも驚くほど息が切れてゼイゼイ言っている。
アドレスしてもその呼吸が全然落ち着かず、無理やり打ったショットがハーフトップしてグリーンをオーバーした。
そこからグリーンまでの100ヤードの登りは、自分にとって「心臓破りの急坂」だった...途中で苦しくて苦しくて座り込みたい程だった。

やっと着いたグリーンでは、苦しくてゼエゼエ言うだけで声も出せない。
ちょっとかがんで呼吸を整えようとしても、酸素が体に入ってくる感覚が全くない。
ひょっとするとここで貧血で倒れるんじゃないか、と言う恐れを久しぶりに感じた...とはいえグリーンに乗っていないのは自分だけなので、大急ぎでアプローチ・パット・パットを繰り返して急いでホールアウト。
お先にを繰り返してスコアは7...ともかくカートに座って息を鎮めようとしたが、苦しくて声も出ない。
実際、この時には「次のパー3までに呼吸が落ち着かなかったら、ここでやめよう」と真剣に思っていた。
こんなに「坂を登ること」が苦しくなるとは...本当に俺は体力が落ちているのか?

幸い次のパー3はショットが出来て、2パットパーだったのでプレーを続行することにした。
次のパー4は3オンしながら3パットダボ。
で、問題が次のパー4。
ティーショットはベストポジション、セカンドは200yくらいを4wでナイスショット(の感覚)...打球音もスイングもミスショットを感じるものは何も無かった。
ただ、俺は最近ゴルフ場でボールの着地点がすごく見え難くなり、自分のボールがどこに飛んだのか分からない事が多い...(近くの眼科医からは「老人性の白内障が進んでいる」との診断も受けた。)
自分の中じゃ「絶対にナイスショット」の感覚があるので、ボールがどこに行ったか分からないままグリーンまで行ったが...ボールが見当たらない。
みんなで探しても、結局ロスト。
ここでまたトリになり、また別のショック(俺も白内障の手術をしないとゴルフも楽しめない状態なのか?)。

次のパー5は、普通にパー。

次のパー4がまたトラブル...ティーショットは会心の当たりで左の山方面...フェードがかかっているので斜面に落ちて右キックの予定通りの方向だったが、なぜか斜面なのにまっすぐにバウンドしてなんと山のテッペンに。
飛びすぎて前の木が邪魔なので、残り100yをウェッジを開いて打ったら、これが見事なシャンク。
「え?」と思いながら、もう一度ウェッジを使うとまたシャンクしてバンカー。
そしたらバンカーショットまでシャンクして、結局6オン2パットの8。
これが今回のコンペの敗因だった...次のパー3が5、次のパー5が7がうまくハマっていて、この短いパー4がボギーでも優勝の可能性が大きかった...

で、おまけが付いて、今回の順位が21位...なんと「飛び賞」の20位と「当日賞」の22位に挟まれて、「ただの参加賞」...なんて俺らしいんだろ(笑)。

午後は色々の午前中の反省点をチェックしながら回ったが...最後までシャンクが治らなかった...8番じゃグリーンを右回りに3回も打つハメに。

さて心配なのは、坂を登っただけでゼイゼイハーハーと悲鳴を上げる俺の心臓と肺。
これで本当にゴルフやって大丈夫か?
と思っていたら、今回一番元気だった人が、後半のホールでミスをしてカート道の逆方向をずっと歩いてグリーンまで登って行った...グリーンに上がった後、彼も暫く話しが出来ず「こっちを歩いてきたら息が切れてスイングが出来ない」と。
「やっぱりフェアウェイに打って、カートに乗って行かないとジジーには苦し過ぎる」だと。

よかった、俺だけじゃなかった。
「ジジーになったら、カートに乗らなきゃすぐに死ぬ」って事だ、ジジーは心しておこう。


結局・結論...現代クラブはヒッコリーより飛ぶけど、俺にとってはヒッコリーよりも楽しくない。
リハビリゴルフはこれで終わり、次の今年10ラウンド目からはヒッコリー遊びに専念する。

漫画家コンペのヤバイディングも、(ティーグラウンドで)ヒッコリーを壊さないように慎重に遊ぶとしよう。

 

(追記)
午後は、「坂を登ると苦しいので、セカンド以降必ずカートに乗るから、先に行かないで」とお願いして、基本ボールの位置まで並行移動して坂は登らないように徹底した。
そのため、午後は息が切れて困る事は無かった。
そして、この4人のうちで一番成績が良かった人が6位という結果で、賞品が出る1〜3位と5・7・10位に入らず参加賞。
以降5飛び、プラス当日賞にも1番違いで誰も入らず、結局全員参加賞という「悪運の無さ」に大笑い...ココのコンペは、どうも善人は賞品を貰えないらしい(笑)。

 

結局シャンクは最後まで治らなかったけど、次回からはヒッコリーだから気にしない。