ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

動揺...アヴァイディング2回目ラウンド

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それはインスタートの2ホール目に起きた。

前回と同じインスタートの10番は、前回と同じようにスプーンでティーショットをして、セカンドは二ブリックで1ピン...が、やっぱりバーディーパットを外してパー発進。
その次の11番...ティーショットはフェアウェイ、セカンドショットはマッシーで砲台グリーンの右下に外した。
このホールはセカンド打ち上げの上に砲台グリーンで、みんなショートして3オン、一番近くに外した俺は背丈ほどの打ち上げのグリーン下だが、ライが非常に悪い。
砲台グリーンを外したボールが集まりやすい場所なんだろう...芝が禿げていてディボット跡だらけで、打ち上げるにはかなり強く打ち込まないと無理そうだ。
ここで俺は二ブリックで打ち上げるのに、打ち込んでクラブを壊すのが嫌なのでライが悪いのにフェースを開いて、なるべく薄くボールだけを拾おうとした。

ところが...ピンに向けてボールだけをすくおうとしたアプローチは、フェースのネック付近にあたってシャンク!

「やばいっ!!」と思った瞬間、ボールはグリーン上でこちらを全く見ずに自分のラインを読んでいた同伴競技者のSさんに一直線!
「フォア!!」と思い切り声を上げたが、振り向いてしゃがみこんだ顔に向かってボールが....「うわっ!」と見ていた俺が凍りつく瞬間だった。
なんとか顔面直撃を避けたボールは彼の左首筋に当たって右に跳ねた。
「大丈夫ですか!」と駆け寄る俺に、「アイタタタ」と言いながら首を抑えるS氏の首を見ると打球の跡が赤く腫れている。
...実際、自分にとってはゴルフどころではなくなった。
当たったのが頭の近くだけに、何か問題が起きないか非常に心配だし、「大丈夫」というSさんのプレーに影響が出ないかずっと気になって、自分のゴルフに集中力なんて出やしない。

この事件の気持ちの動揺は結局ずっと治らず、先週のようなゴルフは全く出来なくなった。
シャンクの影響なのかスイングに迷いが出て、その後全くボールにキチンと当たらずにトップボールが出続ける。
軽くターフを取ろうとしても、どうしてもボールだけ打ちに行ってしまう。
シャンクが怖くて手が縮んでいるためだろう、調子のよかったウッドまでフェースの先っぽばかりにボールが当たり、全くの当たり損ねではるか右に飛んでいくのが多くなった。

そのSさんの首の腫れは午後になって引き、その後のプレーには影響がなかったようだったが、自分のゴルフは全くのバラバラになって直らない。
得意だった二ブリックやマッシー二ブリックのショットまで、フェースに当たらずにトップボールばかりになる始末。
糸巻きボールも8個くらい失くした...残り100y以内からトップして奥の山や谷に落としてしまう。
ティーショットのスプーンも、情けなく右に飛んで行って「その辺の」藪に消えて行くし、先週当たりの良かったクリークも全く当たらなくなった。
先週見えたような「手応え」は、あのシャンクと打球事故で全く消えて無くなって、代わりにアイアンのトップボールとウッドの打ち損ねばかりの、非常に気持ち悪い感触が手に残っている。

いやあ...参った。
つくづく「大事故」にならないで良かった。
今までは、ちょっと声をかけるだけでそんな事故にはならなかったが、これからは前方にいる人には「完全に」声をかけてこちらの打球に注意していてもらうようにする。
なにせ俺はクラブを壊したくなくて超難しいショットを選択した挙句、シャンクでボールがどこに行くのか分からないような奴なんだからな。

もう一つ、シャンクの原因は急に下がった気温のせいかもしれない。
この日は夜の最低気温は4度以下....昼にも最高気温は10度に届かず、北からの強い風が吹いていて体感は非常に寒かった。
体がずっとこわばっていたし、ヒッコリーにしてから手袋をしていない手が、かなり冷たくなり悴んでいた。

(やっぱり冬のゴルフはだめだ。
26日のコンペを最後にして、そのあとは丸2ヶ月以上ゴルフは冬眠する。)


そうそう、コンペの成績はまた飛び賞の1番違いで参加賞のみ。
すっかり集中力が切れて11だの9だのを叩いてハーフ54回も打ったが、冷や汗をかいた分スコアは全く気にならず、大事にならなくて良かったという安心感だけが残った。